・電子機器ポートフォリオを拡充し、インディアン・モーターサイクルと複数年契約を獲得
ヘリオス・テクノロジーズ(Helios Technologies):2026年9月9日
米国フロリダ州サラソタに本社を置くヘリオス・テクノロジーズは、同社の事業会社であるイノベーション・コントロールズ(Enovation Controls)がラジオ・サウンド(Radio Sound, Inc.)の特定資産を買収したと発表した。併せて、インディアン・モーターサイクル(Indian Motorcycle)向けに先進的な電子機器ソリューションを供給する複数年契約を獲得したことも明らかにした。
今回の資産買収により、イノベーション・コントロールズはラジオ・サウンドが保有する知的財産や技術力を取り込み、既存の電子機器ポートフォリオを強化する。ラジオ・サウンドが強みとする技術には、アンプ一体型スピーカー技術、自動車用オーディオバス(A2B)通信、自動スピーカー検出、カスタムエンクロージャー設計、車両間通信、アンテナ技術などが含まれる。ヘリオスはこれらの技術をElectronicsセグメントに統合し、既存顧客向けのソリューション拡充や隣接市場への展開を図る方針。
ショーン・バガン(Sean Bagan)社長兼CEOは「これは、Investor Dayで発表した『ザ・コア・ストラテジー(The CORE Strategy)』で目指したまさに戦略的な勝ち筋だ。Electronicsセグメントの提供価値を高め、重要顧客との関係を深めつつ、差別化された技術・知的財産を幅広い顧客基盤に活用できる」とコメント。ビリー・アルドリッジ(Billy Aldridge)Electronics事業社長も「インディアン・モーターサイクルのアイコニックなブランドを支えつつ、ラジオ・サウンドの技術と当社のエンジニアリング・ソフトウェア・電子機器の知見を融合させることで、より包括的で差別化されたソリューションを提供し、レクリエーショナル市場をはじめとする魅力的なエンドマーケットで機会を拡大できる」と述べた。
ヘリオスのElectronicsセグメントは、イノベーション・コントロールズ、バルボア・ウォーター・グループ(Balboa Water Group)、i3プロダクト・デベロップメント(i3 Product Development)を通じて、ヘルスケア・ウェルネス、レクリエーショナル、産業、モバイルなど幅広い用途向けに電子制御、ディスプレイ、ソフトウェア、コネクティビティ、統合システムを提供している。今回の契約は、デジタル化やコネクティビティ、プレミアムなユーザー体験への需要が高まるレクリエーショナル市場での同社のポジションをさらに強化するものとなる。
取引は同時サイン・クローズの形態で行われ、財務的には重要な影響はないとしている。詳細条件は非開示。なお、インディアン・モーターサイクルは2026年2月にポラリス(Polaris Inc.)から分離し、独立企業となった。
イノベーション・コントロールズは多様な市場向けの電子制御・ディスプレイのメーカーとして、OEMとの直接取引やグローバルな販売・製造・エンジニアリング体制を強みとする。ヘリオス・テクノロジーズはモーションコントロールと電子制御技術のグローバルリーダーとして、農業・建設・データセンター・エネルギー・ヘルスケア・産業・マリン・マテリアルハンドリング・レクリエーショナル車両など幅広い市場に製品を供給している。