カミンズ、ファーストモード技術搭載ハイブリッド電動レトロフィットがMining Magazine気候・環境賞を受賞

・鉱業向け超大型運搬トラック向け商用ハイブリッド電動改修システムが実運用で成果を示し、脱炭素化の実用解として評価

カミンズ (Cummins Inc. ):2026年9月9日

インディアナ州コロンバス発、パワー(電力)技術のグローバルリーダーであるカミンズは、ファーストモード(First Mode)技術を搭載したハイブリッド電動レトロフィットシステムが、マイニングマガジン (Mining Magazine)の「気候・環境賞(Climate and Environment Award)」を受賞したと発表した。同賞は、イノベーションと運用卓越性、実用的なソリューションを通じて測定可能な環境成果を上げ、鉱業の脱炭素化を前進させる取り組みを表彰するもの。

今回の受賞は、超大型(ultra-class)鉱山運搬トラック向けとして業界初の商用展開されたハイブリッド電動レトロフィットシステムの開発・導入におけるカミンズの実績を評価したもの。既存フリートを対象に設計されており、鉱山企業は車両の全面更新や大規模な新規インフラ整備を伴わずに、燃料消費量とそれに伴う排出量を削減できる。

同技術は現在、チリのルンディン・マイニング (Lundin Mining)社カセロネス (Caserones)銅鉱山で商用パイロットの一環として稼働中で、世界初の商用ハイブリッド電動超大型鉱山運搬トラックの生産現場での運用を実現している。回生ブレーキによりエネルギーを回収・再利用し、燃料消費と排出ガスを抑制する仕組みで、実際の性能はトラックのデューティサイクルや鉱山のプロファイルなどに依存する。

カミンズ・パワーシステム産業市場担当バイスプレジデントのグビル・アデウンミ (Gbile Adewunmi)氏は次のようにコメントした。「この賞は、鉱業顧客が求める生産性と信頼性を損なうことなく、実用的でスケーラブルな脱炭素化ソリューションを今すぐ提供する当社チームとパートナーの努力を称えるものです。特に重要なのは、この技術が理論上のものではない点です。現在、活発な鉱業生産現場で稼働しており、排出削減と運用パフォーマンスを同時に前進させられることを示しています」。

カミンズのファーストモードハイブリッドシステムは、高出力バッテリーシステム、高度なエネルギー管理ソフトウェア、回生ブレーキ技術を統合。ブレーキ時に通常失われるエネルギーを捕捉し、推進補助に再投入する。運搬サイクルの中で最もエネルギー集約的な局面でエンジン負荷を軽減することで、運用の柔軟性を保ちつつエネルギー効率を高める。

この技術の展開は、カミンズ、コマツ、鉱山パートナーの協業によって実現した。業界横断のパートナーシップが、鉱業セクター全体でスケーラブルな脱炭素化ソリューションの採用を加速させるモデルケースとなっている。

カミンズ・ファーストモード担当ゼネラルマネージャーのモリー・プーガ (Molly Puga)氏は「鉱業では、排出量を削減しながら生産性を維持し、設備投資を管理するという大きな課題に直面しています。当社の成長戦略に沿い、ハイブリッド電動レトロフィットソリューションは、既存資産を活用しつつ測定可能な環境・運用上のメリットを実現する実用的な道筋を提供します」と述べた。

同賞は、技術そのものと、実鉱山環境での展開・検証の進捗の両方を評価したもの。ハイブリッドシステムは燃料・排出削減にとどまらず、コンポーネント寿命の延長、重要システムの摩耗低減、フリート全体の効率向上といった効果も期待され、脱炭素化のビジネスケースを強化する可能性を秘めている。

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