ホロット(Haulotte)、2026年上期決算、第2四半期の事業回復で増収増益

・売上高は為替一定・IAS第29号適用除外ベースで前年同期比+7%の2億7,600万ユーロ、現行営業利益率は+2.9%に改善

ホロット(Haulotte):20269月8日

高所作業車大手のホロット(Haulotte)グループは、2026年9月8日、2026年12月期上期(1~6月)の連結決算を発表した。世界的に不透明な経済・地政学情勢が続く中、高所作業車市場は年初からの回復基調を維持し、上期実績は当初想定を上回った。第2四半期に+18%の増収を記録したことが牽引役となり、上期の連結売上高は前年同期比+7%増の2億7,600万ユーロ(前年同期は2億6,400万ユーロ)となった。増収の主因は機械販売台数の大幅な伸びである。

■事業別売上高(IAS第29号適用除外、単位:百万ユーロ)

事業区分:2026年上期/2025年上期/増減率
機械販売:234/215/ +9%
レンタル事業 :8/12/▲27%
サービス事業:34/37/▲8%
合計:276 /264/+5%

■地域別ではヨーロッパが牽引、中南米・アジア太平洋は苦戦

地域別に見ると、ホロットが展開する市場の大半を占めるヨーロッパは上期に+19%の増収となり、好調が続いた。一方、アジア太平洋地域は中東情勢の影響を受け▲13%の減収。北米は第1四半期こそ前年を下回ったものの、第2四半期には全事業で回復し、上期を通じては+1%の微増となった。中南米は他地域に比べて厳しい市場環境が続き、▲24%の減収となった。

2026年6月30日時点で、機械販売事業は+10%の増加となった一方、レンタル事業は▲22%、サービス事業は▲6%とそれぞれ減少した。

■現行営業利益は8億円改善、純損益も赤字幅縮小

損益計算書サマリー(単位:百万ユーロ)

項目:2026年上期/2025年上期/増減額
売上高:276/264/+12
現行営業利益(為替差損益除く) :8/2 /+6
営業利益:8/1 /+7
純損益:▲9/▲21/ +12
IAS第29号による純損益への影響:▲1 /+2/ ―
連結純損益:▲10/▲19 /+9

※上記数値および増減率は、アルゼンチンおよびトルコにおけるハイパーインフレ会計基準であるIAS(国際会計基準)第29号の影響を除いたベース。また現行営業利益(為替差損益除く)および2025年の営業利益は、リース会計基準であるIFRS(国際財務報告基準)第16号の影響を反映した数値として開示している。

ホロットの現行営業利益(為替差損益除く)は800万ユーロとなり、売上高比の現行営業利益率は+2.9%となった。これは2025年上期比で600万ユーロの改善であり、販売数量の大幅な伸びに加え、製造コストの効果的な管理、固定費構造の継続的な最適化が寄与した。

純損益(IAS第29号除く)は900万ユーロの損失(売上高比▲3.1%)となったが、2025年上期に比べ改善した。純損益には、グループの有利子負債に関連する金融費用に加え、あるグループ会社に対する1,030万ユーロの追徴課税(同社は強く異議を唱えている)による多額の税負担が影響した。

純有利子負債(保証債務除く)は2億500万ユーロとなり、期中の増加は400万ユーロにとどまり、概ね横ばいで推移した。

なお、2026年6月末時点の財務制限条項(バンクコベナンツ)の遵守に関しては、全取引金融機関に対して適用除外(ウェーバー)を申請しており、6月30日時点で大多数の金融機関から承認を得ている。

■通期見通しと今後の予定

限られた視界と依然として不透明なグローバル環境が続く中、ホロットは2026年通期で少なくとも+5%の増収を達成し、現行営業利益率については上期並みの黒字水準への回復を見込んでいるとしている。

■今後の発表予定

•第3四半期売上高:2026年10月27日
•通期売上高:2027年2月9日

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