アイダエンジニアリング、26年度売上は3.5%増の786億円、27年度予想は1.7%増の800億円

アイダエンジニアリングが5月15日に発表した2026年3月期(2025年度)連結業績によると、売上高はサービス売上の増加や買収した米国子会社の売上合算により786億4,700万円(以下、前期比 3.5%増)となった。利益面では、増収効果や事業ミックスの改善、プレス機粗利率改善等により営業利益は56億9,000万円(2.9%増)、経常利益は57億3,500万円(3.2%増)となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は政策保有株式の売却益減少や前年度の税効果剥落等により42億6,000万円(16.5%減)となった。

受注高は、EV向け投資の落ち込みや米国関税政策の影響でプレス機が伸び悩んだものの、サービス受注増加や米国子会社の合算、円安影響により697億2,600万円(前期比11.4%増)となり、受注残高はプレス機出荷進捗により543億8,300万円(同14.1%減)となった。

2025年度における世界経済は、貿易摩擦や政策の不確実性という逆風を受けつつも堅調な米国経済が下支えし底堅い成長を維持した。一方で、米国関税政策の影響、中東紛争に伴うエネルギー価格高騰、供給網混乱等により経済全体の下押し圧力が強まっている。

鍛圧機械製造業界においては、国内及び輸出案件ともに前期並みとなり、2026年3月期の受注は前期比0.7%増の1,308億5,500万円(一般社団法人日本鍛圧機械工業会プレス系機械受注額)となった。

アイダ2026年3月期データ

■セグメントごとの経営成績
: 汎用プレス機及び高速プレス機の減少により売上高は427億4,300万円(前期比8.3%減)となったが、セグメント利益は個別プレス機の採算改善やサービス売上の増加等により29億9,700万円(同6.7%増)となった。
中国: 汎用プレス機売上が増加したものの、個別プレス機、高速プレス機、サービスの売上が減少し、売上高は111億6,600万円(前期比4.6%減)となり、セグメント利益は7億4,300万円(同11.3%減)となった。
アジア: 汎用プレス機売上は増加したものの、高速プレス機売上の減少により売上高は107億700万円(前期比1.2%減)となり、セグメント利益は2億600万円(同59.7%減)となった。
米州: プレス機とサービス売上の増加及び買収した米国子会社の売上合算等により売上高は219億4,300万円(前期比20.3%増)となったものの、セグメント利益は11億8,400万円(同8.1%減)となった。
欧州: 個別プレス機やサービス売上は増加したものの、汎用プレス機と高速プレス機の売上減少により売上高は136億8,000万円(前期比7.4%減)となり、セグメント利益は1億9,000万円(同5.9%減)となった。

■今後の見通し
 
次期(2027年3月期)の見通しについては、売上高は800億円(前期比1.7%増)、営業利益は57億円(0.2%増)、経常利益は60億円(4.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は43億円(0.9%増)を予想している。
 
また、同社は期末配当を前回予想の37円から2円増配し39円(年間39円)に修正した。

アイダエンジニアリングの2026年3月期決算短信

決算説明資料