リープヘル、ホイールローダ累計10万台を達成、記念機をシュトルクへ納入

リープヘル(Liebherr):2026年4月30日

リープヘル(Liebherr)は、オーストリア・ビショフスホーフェン(Bischofshofen)工場においてホイールローダの累計生産台数が10万台に到達したと発表した。記念すべき10万台目の機種「L550 XPower」は、長年の顧客であり開発パートナーでもあるシュトルク・ウムヴェルトディエンステ(STORK Umweltdienste GmbH)に引き渡された。

同工場はリープヘルのホイールローダの中核拠点であり、今回の節目は同社の歴史における重要なマイルストーンとなる。記念機の引き渡し式は、ビショフスホーフェン工場内のホイールローダ・コンピテンスセンターで実施され、単なるセレモニーにとどまらず、30年以上にわたる両社の信頼関係と共同開発の歩みを象徴するものとなった。

シュトルクはリープヘルにとって長年のパートナーであり、製品開発においても重要な役割を担ってきた。今回の納入は、両社および販売パートナーであるクルト・ケーニッヒ(Kurt König)との三者関係の強固さを示すものでもある。

引き渡し式には、クルト・ケーニッヒのダニエル・ウンガー(Daniel Unger)社長およびカルステン・ハブリカ(Karsten Habryka)営業マネージャー、シュトルクのベルンハルト・シュトルク(Bernhard Stork)、ケルスティン・シュトルク(Kerstin Stork)、パウル・シュトルク(Paul Stork)の各経営陣のほか、リープヘル・ビショフスホーフェン(Liebherr-Werk Bischofshofen GmbH)のペーター・シャヒンガー(Peter Schachinger)生産・オペレーション担当取締役、ヨハン・マドライトナー(Johann Madleitner)商務担当取締役、ギュンター・ホルツァー(Günther Holzer)ホイールローダ開発責任者、グンター・ヒルツェナウアー(Gunther Hilzensauer)エリアセールスマネージャー、さらにズートリージング(Südleasing)のクレメンス・クロシンスキー(Clemens Kroschinski)らが出席した。

シュトルク・ウムヴェルトディエンステ(STORK Umweltdienste GmbH)は1994年以降、リープヘル(Liebherr)のホイールローダを採用し続けており、保有機械を拡充してきた。現在の保有台数はホイールローダ46台、タイヤ式油圧ショベル10台、クローラ式油圧ショベル6台、ダンプトラック2台、テレスコピックローダ1台に達しており、長年にわたる信頼関係と共同成長を裏付けている。今回の記念機「L550 XPower」は、特別仕様のダークブルー塗装と専用デカールを施したモデルで、同社の車両群の中でも象徴的な存在となる見通しだ。引き渡しに際しては、シュトルク経営陣が販売パートナーのクルト・ケーニッヒ(Kurt König)とともにビショフスホーフェンを訪問し、節目を祝った。

式典では、リープヘル・ビショフスホーフェン(Liebherr-Werk Bischofshofen GmbH)のヨハン・マドライトナー(Johann Madleitner)商務担当取締役、ペーター・シャヒンガー(Peter Schachinger)生産・オペレーション担当取締役、ギュンター・ホルツァー(Günther Holzer)ホイールローダ開発責任者が新オーナーに鍵を手渡した。シャヒンガー氏は「10万台という数字は単なる記録ではなく、当社の技術力、革新力、そして従業員の情熱が積み重なった成果である。これまでの歩みを示すと同時に、今後の発展への原動力となる」と強調した。

一方、シュトルクのベルンハルト・シュトルク(Bernhard Stork)社長は「10万台目のホイールローダは、リープヘルとの長年の信頼関係と、クルト・ケーニッヒとの優れた協業の象徴である。マクデブルク拠点でこの特別な機械を稼働させることを楽しみにしている」と述べた。

記念機は2026年にミュンヘンで開催される環境技術見本市「IFAT」に出展され、屋外展示エリア(C5〜C6)で披露される予定。展示後は一時的にシュトルク施設のエントランスに展示された後、実運用に投入される。

外観面では、シュトルクのコーポレートカラーであるダークブルー塗装が施され、車体に配された「100,000」のロゴには、1950〜60年代の試作機から最新機種に至るまでの歴史を示すモノクロ写真が組み込まれている。伝統と現在を融合したデザインが特徴だ。

また、同機とシュトルクの関係は深く、2015年には同社のリサイクル施設においてXPowerシリーズの試作機を用いた長期フィールドテストを実施。ここで得られた知見と現場からのフィードバックが、量産モデル開発に大きく寄与した。

ホルツァー氏は「長年のパートナーであるシュトルクに記念機を納入できることを誇りに思う。家族経営企業として高品質と信頼を重視する点で両社は共通している」と語った。

なお、記念機にL550 XPowerが選ばれた背景には、同シリーズが今年で発売10周年を迎えることがある。XPowerは今後の技術中立型ソリューションの基盤と位置付けられており、先進的な運転支援システムに加え、自動運転コンセプト「リープヘル・オートノマス・オペレーションズ(Liebherr Autonomous Operations)」や、水素エンジン搭載大型ホイールローダ「L566 H」の開発も進められている。これらのモデルは「バウマ2025」で初公開され、ホイールローダ技術の次世代を示すものとして注目を集めた。

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