コマツヨーロッパ(Komatsu Europe International N.V.) 2026年4月23日
コマツおよびコマツヨーロッパインターナショナルは、5月6日から9日までイタリア・ベローナで開催される国際建設機械見本市「サモター2026(SaMoTer)」に出展すると発表した。屋内展示(ホール11、ブースC5-F6)、屋外展示(アベニューE、ブース3)、デジタルワークサイト(エリアF、ブース6)の3エリアで、機械・ソリューション・サービスを総合的に紹介する。
展示では、ユーティリティ機および建設機械あわせて28機種を披露する。注目は、最新世代のICT建機技術「インテリジェント・マシン・コントロール3.0(iMC 3.0)」を搭載した新型油圧ショベル「PC220NLC/NLCi-12」。従来機「PC220LC/LCi-12」のナロー仕様で、輸送幅制約に対応しつつ、自動化機能による生産性向上と現場設計機能の高度化を実現した。
コマツヨーロッパのロバート・マッキンタイア(Robert Macintyre)プロダクトマネージャーは、「2014年に工場統合型のマシンコントロール技術を油圧ショベルに初めて導入して以来、顧客との連携と現場支援を通じて進化を重ねてきた。iMC 3.0は独自のアシスト機能を備え、イタリアの輸送要件に適合した機体でその価値を提供できる」とコメントした。
また、ポール・ディキンソン(Paul Dickinson)プロダクトマネージャーは、「PC220NLCは外観デザインからカスタマイズ可能な運転支援機能まで、オペレーターごとに最適化された設計が特徴。低い保有コストも実現し、ユーザーとオーナー双方に訴求する機種」と述べた。
デジタルワークサイトでは、ブルドーザ「D51EXi/PXi-24」やモーターグレーダ「GD675-7」とともに、これらICT建機のデモンストレーションを実施する。
ユーティリティ機では、新型コンパクトトラックローダ「CK50-8」とスキッドステアローダ「SK40-8」を初披露。高い安定性と現場適応力を備え、パワートレインの簡素化により保守・運用コストを低減しつつ、牽引力や掘削力を向上させた。
電動化分野では、マイクロ油圧ショベル「PC01E-2」「PC05E-1」が欧州市場での評価段階に入る。交換式バッテリーを採用し、現場でのCO2排出ゼロ、低騒音を実現。都市部や屋内作業、騒音規制現場での活用を想定する。コマツヨーロッパのエマヌエーレ・ヴィエル(Emanuele Viel)グループマネージャーは、「日本で高い評価を得た機種を欧州に投入し、新たな用途開拓につなげたい」としている。
このほか、電動モデルとして「PC20E-6」「PC26E-6」「PC33E-6」も展示。コマツは2030年までに製品使用および生産に伴うCO2排出量を2010年比で50%削減、2050年のカーボンニュートラル実現を目標に掲げており、電動化を重要施策と位置付けている。
展示機は小型機から大型機まで幅広く、イタリア生産のミニショベル「PC17R-5」「PC38MR-5」「PC50MR-5」「PC58MR-5」、ミディショベル「PC80MR-5」、ホイール式「PW138MR-11」、ショートテール「PC138US-11SLF」などをラインアップ。さらにバックホーローダ「WB97S-8」、スキッドステアローダ「SK715-8」、コンパクトホイールローダ「WA70M-8」なども展示する。
屋内では「PW198-11」「WA170M-11」「PC170LC-11」、屋外では関節式ダンプトラック「HM300-5」、ハイブリッドショベル「HB365LC/NLC-3」、ホイールローダ「WA485-11」などを出展。「D61EX/PX-24」には3Dトプコン(Topcon)システムを搭載する。
ソリューション面では、「スマートコンストラクション(Smart Construction)」および「スマートクオリー(Smart Quarry)」の最新技術を紹介。IoTを活用した「3Dマシンガイダンス(3D Machine Guidance)」などにより、施工データの可視化と現場最適化を支援し、中小施工業者から大手企業まで幅広いユーザーの生産性向上に寄与する。
コマツは、データとデジタル技術を活用した現場革新と電動化を両軸に、建設・鉱山分野の持続的成長に向けた提案を強化する。
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