住友重機械工業が4月28日に発表した2026年12月期第1四半期(1〜3月)の連結業績によると、受注高は3,184億円(前年同期比22%増)、売上高は2,556億円(同6%増)、営業利益は134億円(同20%増)、経常利益は110億円(同27%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は79億円(同22%増)となった。
第1四半期における同社グループを取り巻く経営環境は、中東情勢の悪化や原油高による先行き不透明感がある中、国内では設備投資・輸出が底堅く推移した。海外においては、米国では景気が堅調に推移、欧州でも緩やかな回復が見られた一方、中国では需要の低迷が継続した。
このような経営環境のもと、同社グループは「中期経営計画2026」に基づき、製品・サービスによる社会課題解決を通じて持続的に企業価値を拡大することを目指し、強靭な事業体の構築に向け、収益力の改善、資本効率の向上、新事業探索の強化を遂行するとともに、SDGsへの貢献拡大及び環境負荷低減への取組み強化などの施策を推進してきた。
■セグメント別の状況
①メカトロニクス
変減速機、モータ・インバータは国内・米国・欧州での堅調な需要により受注が増加した。また極低温冷凍機も半導体関連の需要増加を受けて受注が伸びた。受注の増加に伴い、売上・営業利益も増加した。
この結果、受注高は782億円(前年同期比16%増)、売上高は724億円(同12%増)、営業利益は68億円(同43%増)となった。
②インダストリアル マシナリー
プラスチック加工機械の受注は増加した一方、半導体製造装置で顧客の投資延期・見直しがあり、セグメント全体の受注は減少した。プラスチック加工機械を中心に売上・営業利益はわずかに増加した。
この結果、受注高は479億円(前年同期比12%減)、売上高は494億円(同2%増)、営業利益は6億円(前年同期は4億円の営業損失)となった。
③ロジスティックス&コンストラクション
油圧ショベルは米国・欧州向けで受注が増加した一方、産業用クレーンは前年に一定の受注を確保した反動で減少した。売上は油圧ショベルの欧州向け増加と産業用クレーンの受注残消化により増加したが、米国での関税コスト増加などにより営業利益は減少した。
この結果、受注高は1,102億円(前年同期比15%増)、売上高は900億円(同10%増)、営業利益は21億円(同37%減)となった。
④エネルギー&ライフライン
欧州でのバイオマス発電設備受注のほか、水処理装置・海洋構造物でも大型案件の受注があり、受注は大幅に増加した。バイオマス発電設備と海洋構造物で当期の売上対象が少なかったことから売上は減少したが、プロジェクトの採算改善により営業利益は前年並みを確保した。
この結果、受注高は805億円(前年同期比94%増)、売上高は418億円(同7%減)、営業利益は32億円(同9%増)となった。
⑤その他
受注高は16億円(前年同期比3%減)、売上高は19億円(同3%減)、営業利益は6億円(同18%増)となった。
■2026年12月期連結業績予想
2026年12月期の連結業績予想については、2026年2月10日公表数値の修正は行っていない。売上高1兆900億円(前期比2.2%増)、営業利益600億円(同16.5%増)、経常利益550億円(同19.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益340億円(同9.9%増)。
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