JLG(JLG Industries, Inc.):2026年4月22日
JLGは4月22日、建設現場の将来像として「接続・協調・自律化」を軸とした次世代ワークサイトのビジョンを示すホワイトペーパー「アクセス機器から自律型作業システムへ(From Access Equipment to Autonomous Work Systems)」を公開した。ロボティクスや機械認識、コネクティビティ、クラウド技術の進展により、高所作業機器の役割が単なる昇降装置から作業実行に関与するインテリジェントシステムへと進化する姿を提示している。
同社は、オシュコシュ(Oshkosh Corporation)傘下で、高所作業車(MEWP)やテレハンドラーの世界的メーカー。今回のホワイトペーパーでは、従来の「作業者を高所へ運ぶ機器」という枠組みを超え、ロボティクスと接続性の融合により、作業支援にとどまらず作業そのものを担うシステムへの転換を提唱している。
JLGのCTO兼エンジニアリング担当グローバル副社長であるシャシャンク・バティア(Shashank Bhatia)氏は、「高所作業機器はこれまで作業を可能にする役割だったが、現在はその定義を再構築している。ロボティクスとコネクティビティを統合することで、作業を支援するだけでなく実行も担う知能システムを実現している」と述べている。
同資料では、建設業界が直面する慢性的な人手不足やプロジェクトの複雑化、生産性向上の必要性といった課題に対し、自動化技術が有効な解決策となり得る点を強調。これらの技術は労働者の代替ではなく、熟練技能の拡張や肉体的負担の軽減、安全性向上に寄与するものと位置付けている。
主な内容としては、単体機械から接続型エコシステムへの進化、石膏ボード仕上げや高所作業の自動化といったロボット活用の実例、機械間連携を可能にする接続プラットフォームの役割、自動化による職種変化と新規人材の獲得などを取り上げている。
また、同社が進めるコネクテッドフリート技術やロボットソリューションにも言及。機械同士が通信し、作業を協調しながら同期的に運用されるワークフローの実現により、現場全体の効率性、一貫性、可視性の向上を図るとしている。
ホワイトペーパーは、同社の情報プラットフォーム「#ダイレクトアクセス(#DirectAccess)」で公開されている。
■JLGの概要
JLG(JLG Industries, Inc.)は、高所作業機器の設計・製造・販売を手掛ける世界的企業。JLGブランドの高所作業車や、スカイトラック(SkyTrak)ブランドのテレハンドラーなどを展開する。
■オシュコシュの概要
オシュコシュ(Oshkosh Corporation)は米ウィスコンシン州に本社を置く特殊車両・機器メーカー。世界150カ国以上で事業を展開し、JLGをはじめとする複数ブランドを通じて多様な製品を提供している。
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