SHOEI(東京都台東区)は4月24日、茨城県稲敷市の茨城工場隣接地に新工場建屋を建設すると発表した。老朽化対策と生産性向上、将来需要への対応を目的に、約40億円を投じて約3年間で整備する。
同社は2024年4月に茨城工場隣接地を取得し、一部に倉庫および「SHOEI HELMET PARK」を整備している。今回、残る用地に新工場建屋を建設することで、生産体制の再構築を進める。
建設の主な背景として、①現工場に築60年近い建屋が存在し老朽化が進行していること、②既存スペースでの増産対応に限界があること、③キャリーケース事業の本格展開やヘルメット需要増加に備えた生産余地の確保――の3点を挙げる。
新工場完成後は、1~2年をかけて二輪乗車用ヘルメット事業を段階的に移転・増設する計画。既存工場は品質管理、試験研究・開発、間接部門のほか、新規事業であるキャリーケース事業の拠点として活用する方針である。
新建屋のレイアウトや導入設備については、2027年末をめどに、市況や事業環境を踏まえて最終決定する。なお、契約締結は2026年5月31日を予定するが、中東情勢など外部環境次第では判断を延期する可能性もあるとしている。
同プロジェクトによる2026年9月期業績への影響は軽微としている。
■プロジェクト概要
・計画内容:新工場建屋の建設
・所在地:茨城県稲敷市(茨城工場:稲敷市羽賀1793番地1の隣接地)
・投資額:約40億円
・延床面積:約10,800㎡
・工期:約3年
・契約締結予定:2026年5月31日
・引渡予定:2029年2月28日
・主用途:二輪車用ヘルメット生産の移転・増設
・既存工場活用:品質管理、研究開発、間接部門、キャリーケース事業等