・最大級マテリアル機械を納入、設計から据付まで一貫対応
古河機械金属は3月3日、グループで産業機械部門を担う古河産機システム(東京都千代田区)が、琉球セメント(沖縄県浦添市)向けに受注していた沖縄県内の新砕石プラント建設工事を完工したと発表した。同社として最大規模となるマテリアル機械を複数台製作・納入し、設計から機械製作、据付工事まで一貫して手掛けた。
今回のプロジェクトは、琉球セメント向けの新砕石プラント建設。一次破砕を担うシングルトッグルクラッシャ、二次破砕用のコーンクラッシャをはじめ、粉砕・整粒を行うローターミル、分級用スクリーン、エプロンフィーダ、振動フィーダなどを納入した。さらに電気設備や周辺設備も含めたトータルエンジニアリングを提供し、プラント全体を構築した。
納入した破砕・粉砕設備は、古河産機システムズにとって最大規模クラスとなるマテリアル機械で、処理能力の向上と安定稼働を両立する設計とした。設計段階から現地据付までを一括で担うことで、工程管理の効率化と品質確保を図った。
同社のマテリアル機械事業は、足尾銅山の選鉱技術をルーツに100年以上の歴史を持つ。砕石・鉱山向けに破砕機、粉砕機、スクリーンをフルラインアップで展開し、単体機械の供給にとどまらず、周辺プロセスを含めたセクションプラントの設計・施工まで手掛けるエンジニアリング力の強化を進めている。
また、砕石市場では、グループでロックドリル部門を担う古河ロックドリルが油圧クローラドリルなどを採掘現場(上流工程)向けに展開しており、今回のような砕石プラント(下流工程)向け設備と合わせ、上流から下流までの一体提案を強化する方針だ。採掘から破砕・選別までのトータルソリューションを提供することで、顧客の生産性向上や運営効率の改善を支援する。
製品面では、破砕機や粉砕機、スクリーンなどを「GEOPUS(ジオパス)」シリーズとして展開。最新技術を取り入れた機種群により、生産性向上や品質安定化など顧客課題の解決に寄与している。
古河産機システムズは今後も、機械製作にとどまらずプラント施工まで含めた一貫サービスを強化し、砕石・鉱山分野での事業拡大を図る考え。
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