ユングハインリッヒ、オートムハと提携、既存倉庫を段階的に自動化する双方向シャトルを共同開発

・大規模改修を抑え、既存倉庫の自動化を支援

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年10月22日、

ユングハインリッヒは10月22日、イタリアの倉庫自動化企業オートムハ(Automha)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。両社は、高密度パレット保管に対応する双方向パレットシャトル「UP-Carrier GTJ」を共同開発。既存の建屋やインフラを大幅に変更せず、倉庫の自動化を段階的に進められるソリューションとして提供する。

UP-Carrier GTJは既存の倉庫環境に組み込むことができ、保管密度や処理能力の向上を図れる。導入時は産業車両でパレットを搬送し、業務量や自動化ニーズの高まりに応じて搬送工程を自動化することで、手作業を含む運用から完全自動化されたマテリアルフローへ移行できる。

■システム統合から保守まで一貫対応

両社は、オートムハのシャトル技術とユングハインリッヒのシステムインテグレーション、ソフトウェア、ライフサイクルサービスを組み合わせる。ラック、搬送設備、ソフトウェア、保守サービスを一体的に提供し、計画から導入、運用までを支援する。

既存のIT環境や倉庫管理システムとの統合にも対応し、必要に応じてユングハインリッヒのモバイルロボットなどを追加できる。これにより、顧客は現在の設備や投資余力に合わせて自動化を始め、事業の成長に応じて段階的に拡張できる。

■シャトル製品群を拡充

今回の提携は、顧客のニーズに応じて自社技術とパートナー技術を組み合わせる、ユングハインリッヒのシステム統合戦略の一環。同社は、モーブ・ロボティクスなどの四方向シャトルを完全自動化・高処理能力のパレット倉庫向けに展開する一方、オートムハとの双方向シャトルは既存倉庫や段階的な自動化を目指す顧客向けに位置付ける。

UP-Carrier GTJは構想から市場投入可能な段階まで9カ月で開発され、現在は25カ国以上、200件を超えるプロジェクトで導入されているという。ユングハインリッヒは今回の提携を通じ、既存倉庫への初期導入からマテリアルフロー全体の自動化まで、顧客の自動化プロセスを一貫して支援する体制を強化する。

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