・建設会社11社目の協力で自動運転ローラの現場展開を加速
酒井重工業は9月9日、同社とJIG-SAW(東京都中央区)が共同で推進する、ロードローラ向け自動操縦機能を実用搭載した業界標準機「Auto-Drive Synchronized Control System(略称:ASCS)for Compaction Equipment」プロジェクトに、若築建設(東京都目黒区)の参画が決まったと発表した。これにより、各種工事現場での自動運転ローラ(ARMs)の活用検討が進む見通し。
本プロジェクトは、i-Construction分野で盛土など土木構造物の品質(剛性・密度など)に直結する締固め工程を対象に、締固め機械の自律制御と自動操縦機能を搭載した業界標準機の開発を目指すもの。酒井重工業とJIG-SAWは2015年から共同研究開発を開始し、2019年には実際の現場での走行・稼働実証が可能なレベルに到達。同年6月に覚書を締結して取り組みを加速させ、2024年10月から共同開発した「自動運転ローラ(ARMs)」の受注を開始している。
建設会社の参画は、大林組、安藤・間、大成建設、熊谷組、清水建設、フジタ、不動テトラ、前田建設工業、前田道路、飛島建設に続く11社目。酒井重工業は「引き続き様々な企業・事業体と連携し、業界標準機の実現に向けて取り組む」と強調。舗装用締固め機械への適用拡大も視野に入れ、共同体としての展開をさらに広げる方針。
建設現場の省人化・生産性向上が急務となる中、締固め機械の自動化は重要な技術課題の一つ。今回の若築建設の参画により、実工事での検証データが蓄積され、ARMsの完成度向上と普及が一段と加速することが期待される。
コメントを投稿するにはログインしてください。