丸文、次世代AIロボット「Kebbi3」の取り扱い開始

・専用AIチップ搭載で高速応答を実現、騒音下対話や多言語案内にも対応

エレクトロニクス商社の丸文(東京都中央区)は9月9日、台湾NUWA Robotics社製AIコミュニケーションロボット「Kebbi(ケビー)」シリーズの最新モデル「Kebbi3(ケビー・スリー)」の取り扱いを開始したと発表した。

「Kebbi3」は、従来モデルで評価の高かった愛らしいデザインと実用性を維持しつつ、専用AIチップ(NPU)とGPUを新たに搭載。処理能力・聴覚・視覚を全面刷新し、現場でより実践的に使える実用型AIロボットへと進化させた。

同社は、生成AI技術の進展に伴い、介護施設・病院、商業施設、観光案内、行政窓口、教育・発達支援など、多様な現場で迅速かつ高度な対話が求められるようになっている点を背景に挙げる。こうしたニーズに応える形で、取り扱いを開始した。

■主な特徴

  1. 専用AIチップによる高速応答
10TOPSの演算性能を持つNPUとGPUを搭載し、クラウドに依存しないエッジAI処理を実現。通信環境に左右されず、応答速度を大幅に向上させた。
  2. 実運用に強い環境認識力
新開発の音声前処理エンジン(AIVCノイズキャンセリング・ビームフォーミング)を採用し、騒音下でも話者の声を正確に識別。暗所対応の1300万画素カメラも搭載し、視覚データを活用した機能拡張にも対応可能としている。
  3. 生成AI×RAG×自律行動
生成AIとRAG(Retrieval-Augmented Generation)を連携させ、社内マニュアルや施設情報に基づく正確な質疑応答を実現。ノーコード開発ツールとの組み合わせにより、AIが状況を判断してアプリ起動や外部データ連携を自律的に行う高度な活用も視野に入れる。

■想定される活用シーン

  • 商業・観光・病院など:騒音下でも途切れない多言語対話で、インバウンド対応や複雑な施設案内をスムーズに実施
  • 企業・行政・医療機関の受付:マニュアルデータ連携による正確な質疑応答で、定型を超えた問い合わせにも対応し、業務負荷を軽減
  • 幼稚園・学校・研究機関:表情認識と自律対話を活用した英会話指導や、先端ロボティクス研究への応用
  • 福祉・介護・発達支援:エッジAIによる低遅延応答で、自然な会話の間を大切にしたコミュニケーションを実現

丸文は今後、グループ会社と全国の販売パートナーを通じて「Kebbi3」の普及を推進。専用環境構築から導入・運用サポートまでを専門スタッフが一貫して担い、現場で定着する運用を目指す。さらに、開発パートナーと連携し、観光・行政・教育など顧客ごとのユースケースに応じた専用アプリケーション開発も強化する方針。

なお、同社は2024年3月にNUWA Robotics社と資本提携し、NUWAロボティクスJAPAN社と販売代理店契約を締結。以来、介護・医療市場向けにKebbiシリーズを独占的に販売してきた(一部例外あり)。

ニュースリリース