中联重科、900トン級クローラクレーンをポーランドへ輸出、中国製最大トン数で記録更新

中联重科(Zoomlion):2026年8月24日

中联重科(Zoomlion)は、最大吊上げ能力900トンの大型クローラクレーン「ZCC13000-1E5」を欧州向けに出荷したと発表した。中国からポーランドへ輸出されるクローラクレーンとして最大トン数となり、欧州の大規模エネルギー設備建設市場における同社の大型クレーン事業で重要な実績となる。

同機は、中联重科(Zoomlion)が海外市場向けに開発したフラッグシップ級の吊り上げソリューション。最大吊上げモーメントは1万3000トン・m、最大吊上げ能力は900トンで、総合的な機械性能は同クラスの競合機に比べ4~12%上回るとしている。

EUの厳格な道路輸送規制や、エネルギー関連工事における複雑な作業条件に対応するため、モジュール式の分解・輸送設計を採用。分解した各モジュールの輸送幅を3.5m以内に抑え、国境をまたぐ輸送に対応する。

また、高出力エンジンと2ポンプ合流技術により、重負荷時の吊上げ速度を10%向上。巻上げウインチの追従制御によって中・軽負荷時の吊上げ速度も40%高めた。スーパーリフトマストの起伏についてはワンタッチ操作を可能とし、設置準備時間を60%短縮する。

さらに、積み降ろしから実作業までをカバーするインテリジェント無線遠隔操作システムを搭載。多層型のインテリジェント安全保護システムも備え、高所・重量物の吊り上げ作業を24時間体制で支援する。

中联重科(Zoomlion)は「エンド・ツー・エンド、デジタル化、ローカライズ」を基本戦略として、ポーランド顧客のプロジェクトニーズに対応。石油化学や風力発電などの代表的な作業条件を想定した複数回の施工シミュレーションを実施し、吊上げ能力、インテリジェント安全機能、ライフサイクル全体にわたるサービス体制など、ZCC13000-1E5の総合的な優位性を訴求したことで、顧客の信頼を獲得した。

今回輸出するZCC13000-1E5は、ポーランドのグダニスク製油所プロジェクトの建設工事に投入する。港湾での重量物吊り上げや陸上風力発電など、大規模エネルギープロジェクトで活用し、現地の製油所設備の高度化や新エネルギー事業の推進を支援する。

同機はすでに韓国にも複数台が輸出されており、海外市場における信頼性と適応性が検証されている。

中联重科(Zoomlion)は今後、世界的なエネルギーインフラ整備や風力発電開発の需要を取り込み、現地でのスペアパーツ供給、技術支援、サービス体制をさらに強化する。製品のライフサイクル全体を通じたサービスを提供し、中国製建設機械の競争力を世界市場へ展開していく方針である。

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