・最大可搬質量43kgに拡大、中型ワーク対応で自動化需要に応える
ソディックは8月27日、筐体内に多関節ロボットを搭載した電極・ワーク自動交換装置「SZ50」の販売を開始したと発表した。最大可搬質量を43kgまで高め、200mm角以上の中型ワーク搬送に対応した点が大きな特徴だ。同社製放電CAMとスケジューラとの連動により、精密金型や精密部品の高精度自動加工で実績のある先行機「SZ25」の性能を継承しつつ、利便性を向上させている。
製造業の人手不足が深刻化する中、工作機械へのニーズは加工性能の追求にとどまらず、簡易操作による高精度加工の実現、自動化対応、稼働状況の可視化、他システムとの容易な接続・制御、省エネルギーなど多岐にわたる。SZ50はこれらの要求に応える自動搬送装置のエントリー機として位置づけられる。
■主な特徴は次の通り。
筐体はSZ25と同様のコンパクトさを維持しながら、最大可搬質量を18kgから43kgへと大幅に増大した。ロボットのストロークを拡大したことで、リニアモータ駆動の高速・高性能精密形彫り放電加工機「A60G」など大型機との接続が可能になった。制御ソフトウェアはNCプログラム運転、NCスケジュール運転機能に加え、他社製を含むPCスケジューラに対応し、幅広い自動運転方式を実現する。さらに、機械主軸の回転装置を不要とする「反転装置」を採用。搬入時の向きに制限がなくなり、2台接続時でも両機を作業者に正対して設置できるため、レイアウトの自由度と作業性が向上する。
■主な仕様は以下の通り。装置外形寸法は幅1400×奥行2400×高さ2350mm、本体質量1500kg。搬送ロボットは6軸垂直多関節タイプ。ツーリングはEROWA/System-3Rに対応し、接続方式はEthernet。電極は最大搬送質量20kg(ホルダー含む)、最大寸法75×75mm(1つ飛ばし配置で150×150mm)、高さ最大150mm、最大98個。ワークは最大搬送質量43kg(治具・マグネット・パレット含む)、最大寸法200×200mm、高さ最大240mm(治具など含む)、最大12個。
販売価格はオープン価格。生産目標は年5台。2026年10月26日(月)から31日(土)まで東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」に出展し、SZ50とワイヤ放電加工機を組み合わせた自動システムの実機を展示する予定。
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