ニッパツ、AI・データセンター需要急増を受けHDD用サスペンション生産能力を緊急増強

・追加投資約50億円、2027年より順次稼働

日本発条(横浜市金沢区)は9月17日、AI関連用途およびデータセンター向けを中心としたHDD用サスペンションの足元需要拡大に迅速に対応するため、生産能力増強を決定したと発表した。

近年、生成AIの普及とデータセンターの大規模拡張により、大容量データ保存需要が急増している。これに伴いHDDの高容量化が進み、1台あたりに搭載されるサスペンション数も増加傾向にある。こうした背景から、特に高容量HDD向けを中心に、HDD用サスペンションの需要が足元で顕著に拡大している状況だ。

同社はこれを受け、DDS(Disk Drive Suspension)事業の国内外複数生産拠点で製造ラインの増設を実施する。投資額は約50億円。本投資は、2026年7月16日に公表したタイ拠点での新生産棟建設を含む総額約350億円の中長期投資計画とは別枠で、足元需要への機動的対応を目的とした追加投資となる。

稼働開始は2027年から順次を予定しており、既存拠点のライン増強により短期間での能力拡大を実現する方針だ。HDD内部で磁気ヘッドを支える重要部品であるサスペンションは、HDDの高容量化・高性能化に不可欠なキーコンポーネント。ニッパツは本投資を通じ、拡大する市場ニーズに確実に応える体制を整える。

■概要

  • 対象事業:DDS(Disk Drive Suspension)事業
  • 投資目的:足元の需要増加に対応するための生産能力増強
  • 投資額:約50億円(2026年7月16日公表のタイ新生産棟を含む約350億円計画とは別枠)
  • 投資内容:HDD用サスペンション製造ラインの増設(国内外複数拠点)
  • 生産品目:HDD用サスペンション
  • 稼働開始:2027年から順次稼働予定

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