ボッシュ・マニュファクチャリング・ソリューションズ、高精度・高ダイナミック・サイクルタイム最適化を実現

ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth):2026年9月15日

・BMG、ボッシュ・レックスロスのリニアモーション技術でヘビーデューティハンドリングを産業化

ロアー・アム・マイン(ドイツ)発――ボッシュ・マニュファクチャリング・ソリューションズ(Robert Bosch Manufacturing Solutions GmbH|BMG)は、バッテリーパックなど重量物のハンドリング向けに、標準化されたモジュール式ガントリーシステムを開発した。同社は姉妹会社であるボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth)のモジュール式リニアモーション技術とエンジニアリング支援を活用し、これまで特注機械で対応してきた大型多軸システムの産業化を推進している。これにより、設計・実装のアジリティを高め、市場投入までの時間短縮を図る。

バッテリーパックや同等サイズのワークピースの生産では、高いダイナミック特性と短いサイクルタイムを両立した精密なヘビーデューティハンドリングが求められる。従来の特注機械では対応に限界があるため、BMGは大型ガントリーシステムの再利用可能なシステムアーキテクチャを計画。その初号機として、バッテリーパック組立用の工具(最大250kg)をハンドリングするガントリーポータルを、ボッシュ・レックスロスと共同で立ち上げた。

水平方向(x・y軸)の数メートル規模の移動には、BSHPシリーズサイズ25の精密ボールレールシステムを採用したデュアル軸およびシングル軸構成を指定。各リニアガイドには3個のランナーブロックを配置し、z軸とペイロードが移動するy軸にはより高い負荷容量を選定した。駆動系にはML3リニアモータを使用。垂直軸には、CKKコンパクトモジュールシリーズのヘビーデューティ版(サイズ280)を完全ソリューションとして組み込んでいる。
BMGの機械設計部門シニアマネジャー、コンラッド・リーデル(Konrad Riedel)氏は「長距離移動と最大2,000kgの大ペイロードに対応する、効率的で標準化された実装のための青写真を手に入れた。この標準化により、従来の自動化ステーションの枠を超えたソリューション範囲の拡大と、市場投入時間の大幅短縮に成功した」と述べている。

新リファレンスアーキテクチャを基盤に、モジュールシステムはペイロード2,000kgまでの大幅なスケールアップが可能。工作機械の自動組立や家具製造、高性能バッテリーモジュール組立など、幅広い用途への迅速な適用が容易になる。

ボッシュ・レックスロスは、駆動・制御技術の世界的リーダーとして、あらゆる規模の機械・システムで効率的・強力・安全な動きを実現。モバイル/産業用途およびファクトリーオートメーションの市場セグメントでグローバルな応用経験を集約し、インテリジェントコンポーネントやカスタマイズシステムソリューション、エンジニアリング・サービスを提供している。

ニュースリリース