JFEエンジ・熊谷JV、神戸市「4拡送水トンネル更生工事」を受注

・同社史上最大規模のアクアパイプラインプロジェクト、阪神地域の基幹送水路を耐震強化へ

JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は9月17日、熊谷組と「JFE・熊谷特定建設工事共同企業体」を結成し、神戸市水道局発注の「4拡送水トンネル更生工事」を受注したと発表した。契約締結は2026年9月予定。工期は約54カ月で、2031年2月の竣工を目指す。受注金額は工事全体で142億6,800万円(税抜き)。当社のアクアパイプライン工事としては史上最大規模となる。

本工事は、1964年運用開始の神戸市基幹送水路「4拡送水トンネル」(本山接合井~再度第3接合井)を対象とする。既設の馬蹄形トンネル(内空約2,540mm)内に口径2,100mmの水道用鋼管を約9.01kmにわたって挿入する「トンネル内配管工法」(パイプ・イン・パイプ工法に準ずる)で送水機能を更新する。使用鋼材総重量は約6,830トンに達し、接合井内には鋼板内張りを施す計画だ。

阪神地域は活断層が密集するエリアで、本工区は五助橋断層および諏訪山断層を横断する。このため、過去に神戸市水道局への納入実績がある同社独自の「断層用鋼管」を採用。地震時の地盤変位を吸収し、通水機能を維持する設計とする。施工では大口径鋼管の製作・据付・現場溶接技術に加え、自社開発の内面塗装機、溶接品質管理システム、施工記録を一元管理するIT管理システムなどを活用し、品質と確実性を担保する。
4拡送水トンネルは、阪神水道企業団から購入した水道水を市街地東部から西部へ送る神戸の「大動脈」。断水・補修が極めて困難な施設であるため、長期耐久性と耐震性の確保が求められる。当社は高品質な施工を通じて神戸市の安定給水に寄与するとともに、水インフラの強靱化と長寿命化に今後も取り組む方針。

■工事概要

  • 発注者:神戸市水道局
  • 工事名称:4拡送水トンネル更生工事
  • 工事場所:神戸市東灘区西岡本6-28-4(本山接合井)~中央区神戸港地方口一里山1-149(再度第3接合井)
  • 工事内容:既設馬蹄トンネル内配管(新設口径2,100mm×約9.01km、鋼材重量約6,830t)、接合井内鋼板内張り(SS・SUS)
  • 工期:契約締結(2026年9月予定)~2031年2月28日(約54カ月)
  • 施工体制:JFE・熊谷特定建設工事共同企業体
  • 受注金額(工事全体):142億6,800万円(税抜き)

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