リープヘル、ESTAアワードで安全・教育の2部門受賞、安全性向上技術と人材育成施策が評価

リープヘル(Liebherr):2026年4月16日

リープヘルは4月16日、オランダ・ノールトウェイク(Noordwijk)で開催された「ESTAアワード・オブ・エクセレンス(ESTA Awards of Excellence)」において、「安全(Safety)」および「トレーニング(Training)」の2部門で受賞した。欧州の異常輸送・クレーンレンタル・重量物輸送業界で最も権威ある賞の一つで、同社は10部門中2部門を獲得した。

同賞は、欧州異常道路輸送・移動式クレーンレンタル業界協会(ESTA:European Association for the Abnormal Road Transport and Mobile Crane Rental Industry)が主催し、毎年欧州各国から50件以上の応募が寄せられる。

「安全」部門では、移動式クレーン「LTM1400-6.1」のY字ガイイング式伸縮ブームサスペンションの組立工程における安全性の大幅な向上が評価された。リープヘルは組立工程のステップ数を削減することで高所作業を低減し、作業員の安全性を高めたほか、自動カップリングシステム「リクフィックス(LIKUFIX)」による油圧接続の簡素化、安全なアクセスルートや作業プラットフォームの整備などを実現している。

リープヘル・ヴェルク・エーインゲン(Liebherr-Werk Ehingen GmbH)の販売担当マネージングディレクターであるクリストフ・クライナー(Christoph Kleiner)氏は、「クレーン開発において安全は最優先事項であり、稼働時のみならず設置時の事故防止も重視している」とコメントした。

一方、「トレーニング」部門では、同社が展開する国際競技プログラム「ゲーム・オブ・クレーンズ(Game of Cranes)」が評価された。同プログラムは世界の移動式クレーンオペレーターを対象に、技能向上と業界トップとの競争機会を提供するもの。実技と理論を組み合わせた課題により技能を高めるとともに、安全意識と専門性の向上を促す。

同社のコマーシャル担当マネージングディレクターであるダニエル・ピッツァー(Daniel Pitzer)氏は、「クレーンオペレーターには高度な技術理解と責任感が求められる。『ゲーム・オブ・クレーンズ』は技能の可視化と職業の認知向上に寄与する」と述べた。

同プログラムは従来型の研修とは異なり、競技形式を通じて人材育成を図る点が特徴で、資格保有者の需要拡大に対応するとともに、クレーンオペレーター職の魅力向上と新たな育成モデルの確立を目指している。

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