中国の油圧・空気圧・シール業界、2026年1-2月は生産・販売ともに好調スタート、外需も堅調に推移

中国液圧気動密封件工業協会(CHPSA):2026年4月7日

中国液圧気動密封件工業協会の統計によると、2026年1〜2月の中国の油圧・空気圧・シール業界は、生産・販売ともに好調な立ち上がりとなり、工業総生産額、売上ともに大幅な伸びを示した。市場需要は安定し、対外貿易も堅調な成長を維持している。

まず工業総生産については、1〜2月累計で134億4,000万元(前年同期比17.8%増)と大きく拡大。このうち油圧・空気圧・シール部品分野の生産額は123億3,000万元(同18.5%増)となった。分野別では、油圧が35億9,000万元(同18.0%増)、空気圧が46億2,000万元(同23.9%増)と高い伸びを示し、シールも40億9,000万元(同13.5%増)と堅調に推移した。一方、流体動力機器分野は3,000万元(同1.2%増)と伸びは限定的だった。

貿易面では、同期間の油圧・空気圧・シール製品の輸出入総額は21億5,000万ドル(同14.9%増)となり、貿易黒字は2億5,000万ドルを確保した。内訳は油圧が9億7,000万ドル、空気圧が6億5,000万ドル、シールが5億3,000万ドルとなっている。

2026年は中国の「第15次五カ年計画」の初年度にあたり、同業界ではイノベーション主導の発展戦略のもと、新たな成長分野の育成と高品質化の推進が進められている。国家のマクロ政策や産業政策の後押しもあり、年初の経済運営は順調なスタートを切った。

一方で、外部環境の変化に伴うリスクの高まりや、国内における供給の強さと需要の弱さのミスマッチ、価格変動といった課題も依然として存在する。ただし、全体としては有利な条件が不利要因を上回る状況にあり、中国経済の中長期的な成長基調は維持される見通し。

こうした中、政府による景気安定化策や構造改革の推進を背景に、同業界は安定的な成長を維持するとみられ、2026年通年の主要指標の成長率は約5%が見込まれている。

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