やまびこ、中間期は増収減益、海外事業好調も為替差損が重荷

・売上高912億円、純利益は75億円に減少

小型屋外作業機械大手のやまびこ(6250)が8月8日発表した2025年12月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比5.7%増の912億8,800万円となった。一方、親会社株主に帰属する中間純利益は同25.3%減の75億800万円と大幅減益となった。1株当たり純利益(EPS)は183円30銭(前年同期243円86銭)。

■経営成績の概況
 売上高は海外事業の好調により増収を確保したものの、収益面では為替の影響が重荷となった。営業利益は同3.1%増の117億4,300万円と微増にとどまったが、経常利益は同14.9%減の107億8,600万円、純利益は同25.3%減と大幅な減益となった。

 増収要因は、北米市場での良好な天候とテレビCMなどのプロモーション効果により小型屋外作業機械の販売が好調だったことに加え、欧州市場でも新型ロボット芝刈機の販売が伸長したこと。国内では米価上昇を背景に農業従事者の購買意欲が回復し、水田管理作業用機械の販売が増加した。

 一方、減益要因は米ドルが円高基調で推移し、前期にプラス要因となった為替差益(13億8,600万円)が今期は為替差損(8億600万円)に転じたことが主因。

■セグメント別業績
・事業別売上高

小型屋外作業機械:702億1,100万円(前年同期比7.8%増)

  • 国内:77億2,100万円(同4.3%増)
  • 海外:624億8,900万円(同8.3%増)

農業用管理機械:129億3,500万円(同4.1%増)

  • 国内:96億6,300万円(同7.7%増)
  • 海外:32億7,200万円(同5.2%減)

一般産業用機械:68億7,400万円(同11.4%減)

  • 国内:44億3,000万円(同8.5%減)
  • 海外:24億4,300万円(同16.2%減)  地域別では、米州が565億1,500万円(同0.7%増)とほぼ横ばいだったが、その他海外が116億8,900万円(同46.7%増)と大幅な伸びを示した。

■通期業績予想
 2025年12月期通期の連結業績予想は5月13日公表時から変更せず、売上高1,670億円(前期比1.3%増)、営業利益185億円(同5.8%減)、経常利益170億円(同18.7%減)、純利益125億円(同21.3%減)、EPS304円60銭を維持した。

同社は米国の関税政策の影響について、米国生産拠点の活用や生産移管計画の加速、原価低減とサプライチェーン最適化により影響を最小限に抑えるとしている。また、想定為替レートを1ドル=145円(従来140円)、1ユーロ=165円(同160円)に見直した。

やまびこの2025年12月期第2四半期(中間期)決算短信