・最大816馬力の大型機種を披露
HD Hyundai XiteSolution:2025年12月3日
HD 建機(HD Construction Equipment )は、12月4〜7日に韓国・イルサンのKINTEXで開催された「ワールド・ハイドロジェン・エキスポ2025(World Hydrogen Expo:WHE 2025)」に出展し、22リットル級の大型水素エンジン「HX22」を公開した。同社は来年1月に正式発足を予定しており、エンジン事業部は将来の成長を担う中核部門として位置付けられている。

WHE 2025は韓国最大規模の水素産業イベントで、今年は「コリア国際水素カンファレンス」と産業展示会「H2 MEET」を統合し規模を拡大。米国、ドイツ、英国など20カ国・250社が参加し、来場者は約3万人と見込まれた。
■ 最大816馬力、世界最大級22L水素エンジン「HX22」
同社が披露した22リットル水素エンジン「HX22」は、世界最大級の大型水素エンジンとされる。
V型12気筒を採用し、最大出力600kW(816HP)、連続出力477kW(649HP) を発揮。年間で約200世帯分の電力需要に相当する発電能力を持ち、グリーン水素やアンモニア由来水素を燃料とする脱炭素型発電用途で開発が進む。11月12日には群山(グンサン)工場で初始動式を実施し、大型水素エンジンとして実証段階に入った。
■ 11L水素エンジン「HX12」は車両・建機向け量産化を視野
展示ではほかに、車両および発電向けの11リットル水素エンジン「HX12」も紹介。HX12は1,500時間を超える発電機実証運転、並びに大型貨物トラックや油圧ショベルでの搭載テストを実施しており、2026年末の量産開始を目指す。
同社は以下の商用化計画を掲げている。
• 水素エンジントラック:2027年
• 水素エンジン発電機:2029年
• 水素エンジン油圧ショベル:2030年
■ 水素エンジン技術を軸に事業強化へ
エンジン事業部長のイム・ヒョンテク(Lim Hyung-taek)氏は、「今回の展示で、当社が開発してきた脱炭素水素エンジン技術の進展を示すことができた」と述べ、「高い技術力を生かし、発電からモビリティまで幅広い分野で水素エンジンの活用を拡大する」とコメントした。
来年1月に発足予定のHD 建機(HD Construction Equipment)は、HD 現代インフラコア(HD Hyundai Infracore)とHD 現代建機(HD Hyundai Construction Equipment)の統合により設立される新会社。水素エンジンを軸とした技術開発を強化し、
• 脱炭素型発電ソリューション
• 大型商用車・建設機械向け水素パワートレイン
• 直噴式水素エンジン
など、水素産業エコシステム全体に貢献する製品群を展開していく。
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