・2027年1月1日発足、ボルボCE内に設置
ボルボCE(Volvo Construction Equipment):2026年10月19日
ボルボ・グループ(Volvo Group)は、成長する鉱業需要を取り込むため、鉱業顧客向けの専門組織「ボルボ・マイニング(Volvo Mining)」を新たに設立する。グループ全体の鉱業向け能力・専門知識・製品・サービスを一元化し、統合的な事業体制で提供する方針だ。ボルボ・マイニングは、ボルボのトラック、建設機械、自律運転ソリューションを鉱業顧客およびその請負業者に販売する。
新組織は2027年1月1日に発足し、ボルボ・コンストラクション・イクイップメント(Volvo Construction Equipment、ボルボCE)内に設置される。鉱業が新たな成長・変革期を迎える中、生産性・安全性・レジリエンス(強靭性)向上のニーズに応えるための焦点を明確にする狙いがある。
ボルボCEのメルケル・イェルンベリ(Melker Jernberg)社長は「鉱業はボルボ・グループにとって長年重要な分野だったが、産業の重要性が高まる中で、より強い焦点が求められる。ボルボ・マイニングを専門拠点とし、グループ全体の能力を結集して顧客価値を高め、販売パートナーとの連携を強化する。戦略的に重要な成長セグメントでの地位強化につながる」と述べた。
ボルボ・マイニングは専用の財務リソースを背景に、グループの鉱業セグメント向け製品・サービスポートフォリオの管理をグローバルに主導。グループ内の各種研究プロジェクトの調整役も担う。
当面は北欧(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド)の鉱業顧客・請負業者を対象とし、段階的に他市場へ拡大する計画だ。
ボルボ・トラックス(Volvo Trucks)のロジャー・アルム(Roger Alm)社長は「鉱業での成功は時間をかけて築かれる。顧客は長期投資を行い、高性能と運用ノウハウ、事業理解を兼ね備えた信頼できるパートナーを重視する。鉱業向けの世界水準の製品・サービスポートフォリオをエンドツーエンドで構築する専門組織を作ることで、ボルボ・グループの提案をシームレスに活用できるようになる」と説明した。
鉱業現場では掘削、運搬、積込、輸送など多様な機械・車両が過酷で遠隔地の条件下で連携する。生産性向上、排出ガス削減、安全性強化が進む中、統合ソリューションへのニーズが高まっている。
ボルボ・オートノマス・ソリューションズ(Volvo Autonomous Solutions)のニルス・イェーガー(Nils Jaeger)社長は「実証済みの自律運転技術と運用経験を、ボルボ・グループの幅広い専門知識・ポートフォリオ・顧客関係と組み合わせることで、安全性・生産性・効率を数値で示せる統合ソリューションを提供できる」と述べた。
ボルボ・マイニングの責任者には、現ボルボ・トラックス・インターナショナル上級副社長のペール=エリック・リンドストローム(Per-Erik Lindström)氏が就任する(2027年1月1日付)。同氏は「鉱業が進化する中、顧客は生産性向上、安全性強化、持続可能性への対応を支援するパートナーを求めている。ボルボ・グループの総合力を生かし、長期的な変革パートナーとなることが目標だ」と抱負を語った。
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