・無人電動ダンプトラック100台体制で年間4.8万トンのCO2削減を実現
徐工 (XCMG):2025年8月6日
中国の重機大手・徐工集団(XCMG)は、ゼロカーボン・スマート鉱山解決方案の本格展開により、グローバル鉱業界のグリーン変革を牽引していることを発表した。同社の技術は既に世界複数の鉱山で大規模実装され、大幅な環境負荷削減と運営効率向上を実現している。
■包括的なグリーン設備体系を構築
露天掘削機械(油圧ショベル)製造でグローバル4位の徐工は、露天鉱山の全工程をカバーするグリーンスマート装備体系を完成させた。同体系には無人純電動ダンプトラック、水素燃料ダンプトラック、電動・ハイブリッド掘削機、ローダー、グレーダーなどの中核設備が含まれる。
同社のXE1350E電動油圧掘削機は、河北省の鉄鉱での実証試験で平均時間電力消費量270kWh、トン当たり電力消費量0.49kWhを記録。月平均生産量30.86万トンを達成し、1台当たり年間200万元(約4,000万円)以上の運営コスト削減効果を実証した。
■伊敏炭鉱で大規模無人化運用開始
内蒙古自治区の伊敏露天炭鉱では、華能集団との共同プロジェクトとして、徐工製無人電動ダンプトラック100台による大規模運用が開始されている。
同プロジェクトは「線制御車体システム」「電池・充電交換システム」「無人運転システム」を統合した三位一体構造を採用。全時間帯でのL4レベル無人運転を実現し、総合運輸効率は従来の人工作業の120%を上回る性能を達成した。
年間1億立方メートルの剥離作業において、1.5万トン以上のディーゼル燃料代替と4.8万トンの二酸化炭素排出削減を実現。中国の「2030年カーボンピークアウト、2060年カーボンニュートラル」目標とパリ協定履行の具体的成果として注目されている。
■国際会議で「中国方案」を提示
徐工は世界各地で開催される高級鉱業フォーラムに積極参加し、ゼロカーボン・スマート鉱山建設の提唱者として業界をリードしている。
先月開催された「2025世界智慧鉱山発展大会」では、同社が「緑の革新で未来へ——ゼロカーボン・スマート鉱山の中国方案」と題した基調講演を実施。伊敏露天鉱、神延炭鉱、神宝炭鉱、平庄炭鉱、華潤セメントなど複数の成功事例を紹介し、参加専門家から高い評価を得た。
■三本柱で持続可能な鉱業を実現
同社のゼロカーボン・スマート鉱山解決方案は、「設備電動化」「運営智能化」「エネルギー清浄化」の三つを核心とする包括的アプローチを採用。
グローバル鉱業のグリーン化・スマート化転換が加速する中、徐工の技術革新は中国装備製造業の競争力を世界に示すとともに、鉱業界の持続可能な発展に向けた実践的解決策として国際的な注目を集めている。
同社は今後も技術革新を継続し、世界各地での導入拡大を通じて、鉱業界のカーボンニュートラル実現に貢献していく方針だとしている。
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