FUJI、在宅向け移乗サポートロボット新モデル「Hug L1-02」受注開始

・立ち上がり速度向上と電池寿命2倍で進化

FUJIは3月2日、在宅介護および介護施設向けの移乗サポートロボット最新モデル「Hug L1-02」を開発し、2026年3月末より受注を開始すると発表した。既存の在宅モデル「Hug L1-01」の後継機で、立ち上がり速度の向上やバッテリー寿命の延長など、在宅利用ニーズを踏まえた改良を施した。

同社は2016年より前方支援型の移乗サポートロボット「Hug」シリーズを展開。固定具を必要とせず、利用者の残存機能を活かした移乗支援を可能にする点を特長とし、累計販売台数は約5,500台に達している。特に在宅向けモデル「Hug L1-01」は、老々介護が進む家庭での排泄介助を支援する機器として、介護保険を活用したレンタル利用が広がっている。

今回投入する「Hug L1-02」は、2018年4月発売のL1-01をベースに、ユーザーからの要望を反映して開発した進化モデル。主な改良点は以下の通り。

第一に、立ち上がり速度を向上させ、移乗時間を短縮。介助者・被介助者双方の負担軽減を図る。
第二に、脱着式バッテリーを採用し、従来比約2倍のバッテリー寿命を実現。メンテナンス性も高めた。

第三に、L1-01と同等のコンパクトサイズを踏襲し、在宅環境での取り回しやすさを維持。操作性にも配慮し、誰でも簡単に扱える設計とした。

第四に、安定した立位姿勢を保持し、排泄介助や更衣介助を安全にサポートする。

主な仕様は、全長880mm×全幅550mm×全高850~1200mm、重量30kg。定価は103万円(非課税)で、介護保険レンタル対象製品となる。

販売計画は、2026年度400台、2027年度600台の出荷を目指す。4月15日から17日までインテックス大阪で開催される「第32回 高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展 バリアフリー2026」に出展し、実機の初公開およびデモンストレーションを行う予定(ブース:4号館4-209)。

介護人材不足や老々介護の増加が社会課題となる中、同社は移乗介助負担の軽減に取り組むパイオニアとして、利用者の声を反映した製品改良を継続し、在宅介護を支えるロボットの進化を加速させる方針である。

【会社概要】
会社名:株式会社FUJI
所在地:愛知県知立市
代表者:代表取締役社長 五十棲丈二
設立:1959年4月
事業内容:電子部品実装ロボットおよび工作機械の開発・製造・販売
資本金:58億78百万円

ニュースリリース