独クラース (CLAAS)、ハンガリー工場に新仕上げセンター建設、700万ユーロ投資

クラース (以下、CLAAS):2026年10月23日

CLAASは10月21日、ハンガリーのトルークセントミクローシュ(Törökszentmiklós)工場で、新仕上げセンターの建設に着手したと発表した。投資額は700万ユーロ(約12億3,200万円、176円換算)。完成品の仕上げ工程と取り扱い業務を全面的に再編し、世界各地への出荷能力や物流効率を高める。

起工式には、CLAASグループの最高執行責任者(COO)であるトーマス・シュピアリング(Thomas Spiering)氏をはじめ、従業員や地元の経済界、政界の関係者が出席した。式典では、歴史的な文書を収めたタイムカプセルを基礎部分に埋め込んだ。

シュピアリング氏は「新仕上げセンターは、CLAASのグローバル生産ネットワークにおけるハンガリー工場の戦略的重要性を示すものだ。数十年にわたる取り組みが実を結び、CLAASのコンバイン用ヘッダーのほぼすべてがトルークセントミクローシュで生産され、世界各地に輸出されている。欧州の中心に位置する地理的優位性と競争力のある事業環境が、この拠点の強みとなっている」と述べた。

新仕上げセンターでは、主に3つの目標を掲げる。第一に、大型化・複雑化するヘッダーの世界向け出荷に対応する最適なインフラを整備する。第二に、資材の流れを効率化し、安全性の向上や工程間の受け渡しの削減、作業スペースの拡大を図る。第三に、最終検査、補修部品の供給、出荷・積み込みを一つの施設に集約し、リードタイムを短縮するとともに、世界各地の販売代理店への納期遵守率を高める。

プロジェクトには新たな事務棟の建設も含まれ、生産計画、改造、出荷の各部門を集約する。

同工場では、新仕上げセンターの建設と並行して、次の成長段階に向けた取り組みも進めている。工場に隣接する約9haの土地を追加取得する計画で、今後の事業拡大に必要な用地を確保する。

工場長のアンドレアス・サカーチ(Andreas Szakácsi)氏は、追加用地の取得計画について、同拠点の長期的な将来に対する明確なコミットメントだと説明した。

同工場は1997年のCLAASによる買収以降、従業員数が340人から700人超に増加。現在は、CLAASグループのコンバイン用ヘッダーに関する世界的な中核拠点となっている。

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