品川リフラ、国内3拠点で約8.5億円の設備投資、半導体向けセラミックス・高機能断熱材の能力増強

・備前・瀬戸内工場とイソライト工業、2027年4~7月に順次稼働

品川リフラ(東京都千代田区)は10月22日、半導体関連分野をはじめとする成長市場の需要拡大に対応するため、グループ会社を含む国内生産拠点で設備投資を行うと発表した。ファインセラミックス部品の焼成・精密加工能力と、高機能断熱材の生産能力をそれぞれ増強する。投資額は3件合計で約8.5億円。

AIの普及などを背景に半導体市場が拡大するなか、半導体製造装置向けファインセラミックスの需要が増えている。同社でも高精度加工部品の需要が伸びており、生産能力の増強で対応する。あわせて、生産プロセスの高温環境で使われる高機能断熱材の需要も、半導体関連分野をはじめとする先端産業で拡大している。

■備前工場に高温焼成シャトル炉を増設、焼成能力は倍増

先端機材セクターのファインセラミックス事業部門では、備前工場(岡山県)に高温焼成シャトル炉を増設する。半導体製造装置向けを中心とするファインセラミックスの需要拡大に対応するもので、焼成能力は倍増する。投資額は約2億円、稼働開始は2027年7月を予定する。

■瀬戸内工場に精密加工設備を新設、内製化も推進

瀬戸内工場には高精度加工設備を新設する。半導体製造装置向けの高精度加工部品の需要増を見据えた投資で、生産・供給能力の確保に加え、内製化を進めて技術・生産基盤を強化する。投資額は約3億円、稼働開始は2027年4月を予定する。

■イソライト工業、PCW成形・焼成設備を増強

断熱材セクターでは、グループ会社のイソライト工業がPCW(多結晶質繊維)成形品の成形・焼成設備を増強する。PCWはアルミナを主成分とする耐熱性に優れた人造鉱物繊維で、高温環境下で使用される工業炉などの断熱材として用いられている。同社は今回の投資でPCW成形品の生産能力を大幅に引き上げ、需要拡大への対応と安定供給体制の強化を図る。投資額は約3.5億円、稼働開始は2027年7月を予定する。

品川リフラグループは、セラミックス(耐火物、断熱材、ファインセラミックス等)に関する材料・製造・加工技術を強みとする。既存事業の競争力強化に加え、半導体関連分野などの成長市場への展開を進めており、今後も成長が期待される分野への設備投資を通じて、生産基盤の強化と安定供給体制の構築を目指す。

■設備投資の概要

備前工場:高温焼成炉(シャトル炉)の増設/約2億円/2027年7月稼働
瀬戸内工場:高精度加工設備の新設/約3億円/2027年4月稼働
イソライト工業:PCW成形・焼成設備の増強/約3.5億円/2027年7月稼働

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