コネクレーンズ(Konecranes):2026年10月15日
コネクレーンズは10月15日、顧客向けポータル「Konecranes Portal」にAIアシスタント機能を導入したと発表した。世界の産業サービス・設備関連の顧客を対象に提供を開始した。設備情報やサービス情報を迅速に検索・関連付け、保守やライフサイクル管理に関する判断を支援する。
Konecranes Portalは、クレーンの保守情報、設備データ、スペアパーツ情報などを一元的に提供するサービスである。今回追加した「Portal AI Assistant」は、センサーデータ、点検結果、技術者のコメントなどを、同社の「Konecranes Lifecycle Engine」が提示する推奨事項と関連付けて確認できる。
Konecranes Lifecycle Engineは、設備の種類、稼働環境、作業負荷や使用状況、サービス履歴、法規制要件、メーカー推奨事項、同社のサービス専門知識などに基づき、設備のライフサイクル上のニーズを特定する。これにより、顧客のサービス計画策定を支援する。
コネクレーンズの顧客ポータル責任者、ヨハネス・グレーンルース(Johannes Grönroos)氏は「顧客はすでに多くの設備・サービス情報を利用できる。Portal AI Assistantは、重要な情報を把握しやすくし、保守やライフサイクルに関する意思決定を支援する」と述べた。また、報告書や記録の検索に費やす時間を減らし、優先事項の特定や具体的な対応計画に集中できると説明した。
例えば、保守管理者は同アシスタントを活用し、複数拠点におけるリスクが未解決の設備を一覧で確認できる。関連する点検結果の調査、推奨対応の確認、設備間または拠点間のサービス費用の比較も可能となる。さらに、単一の対話画面を通じて複数の言語で質問できる。
■セキュリティ、データプライバシー、追跡可能性を確保
Portal AI Assistantは、Konecranes Portalと同じセキュリティおよびアクセス制御の仕組みで運用する。利用者は閲覧権限を持つ情報のみアクセスできる。顧客データは安全に分離して管理し、AIモデルの学習には使用しない。
同アシスタントは、定義されたバックエンドシステムのデータソースから情報を取得する。回答は顧客自身の記録にさかのぼって確認できるため、利用者はKonecranes Portal上で詳細を直接検証できる。
■ コネクレーンズ(Konecranes)について
コネクレーンズは、港湾・産業向けの荷役ソリューションを提供する企業である。100年以上にわたり、幅広い業界知識、グローバルな事業展開、顧客との密接な関係を強みに、顧客の事業活動を支えてきた。
2025年の売上高は42億ユーロ(約6,636億円、1ユーロ=158円換算)、従業員数は約16,500人。株式はヘルシンキ証券取引所に上場している(銘柄コード:KCR)。
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