キャタピラー(Caterpillar):2026年10月15日
キャタピラーは10月15日、資源産業部門(Resource Industries)のグループ・プレジデントを務めるデニース・ジョンソン(Denise Johnson)氏が2027年2月1日付で退任し、引退すると発表した。後任には、ソーラー・タービンズ(Solar Turbines)のプレジデント兼キャタピラー上級副社長を務めるデリック・ヨーク(Derrick York)氏が11月1日付で就任する。ジョンソン氏は円滑な引き継ぎを支援するため、同日付で顧問職に就く。
ジョンソン氏は2011年にキャタピラーに入社し、鉱山機械事業の変革と鉱業分野の技術革新を推進してきた。2016年には、鉱業市場が歴史的な低迷期にあった中で資源産業部門の責任者に就任。事業運営の強化と製品ポートフォリオの拡充を進め、長期的な成長を重視した経営によって同部門の黒字化を実現した。その後、10年以上にわたり最高水準となる業績を達成した。
キャタピラーのジョー・クリード(Joe Creed)会長兼CEOは、「ジョンソン氏は、鉱業界が極めて厳しい状況に直面していた時期に重要な役割を担った。規律あるリーダーシップによって資源産業部門を黒字化に導き、鉱山の自律化技術や先端技術の分野でキャタピラーを業界のリーダーとして確立した」と評価した。
さらに、顧客との関係強化、人材育成、同社の将来像の形成に対する貢献に謝意を示し、「同氏がもたらした影響と功績は、退任後も長く記憶されるだろう」と述べた。
ジョンソン氏は在任中、鉱業、製造業、エンジニアリングの各分野で幅広く活動し、業界団体や学術機関の理事なども務めてきた。世界の鉱業の将来に向けた取り組みにも貢献している。
後任のヨーク氏は2023年から、石油・ガス産業や発電用途向けの産業用ガスタービンとコンプレッサーを手掛ける事業部門を世界規模で統括してきた。キャタピラーでの16年間には、石油・ガス・船舶部門の上級副社長を務めたほか、財務や企業開発分野でも要職を歴任した。入社以前は、銀行業務および会計監査業務に従事していた。
ヨーク氏はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で金融学の学士号を取得し、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院で経営学修士号(MBA)を取得している。
クリード会長兼CEOはヨーク氏について、「顧客、当社の戦略、そして事業を展開する各産業への理解が深く、高い評価を受けているリーダーだ。イノベーション、成長、顧客の成功を追求する資源産業部門の次の段階を率いるうえで、最適な人材である」と述べた。
ジョンソン氏もヨーク氏への信頼を示し、「リーダーにとって最大の成果は、組織を将来に向けてより強固な状態にして引き継ぐことだ。私たちが築いてきた基盤、人材育成、そして今後もチームが生み出し続ける成果を誇りに思う。ヨーク氏は、その基盤をさらに発展させ、資源産業部門を前進させる適任者だ」とコメントした。
■ キャタピラーについて
キャタピラーは、建設機械・鉱山機械、オフハイウェイ用ディーゼルエンジンおよび天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車などを手掛ける世界有数のメーカー。2025年の売上高・収益は676億ドル。世界規模の独立系ディーラーネットワークと、金融サービスを提供するキャット・ファイナンシャル(Cat Financial)を通じ、顧客の課題解決に取り組んでいる。主要事業部門は、パワー&エネルギー、建設産業、資源産業の3部門である。
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