米キャタピラー、米ノースカロライナ州の製造業人材育成に最大1,000万ドルを投資

キャタピラー(Caterpillar):2026年10月15日

キャタピラーは10月15日、米ノースカロライナ州の製造業人材育成に最大1,000万ドル(約15億8,000万円)を投資すると発表した。5年間で総額1億ドルを投じる人材育成プログラム「Building the Future Workforce Initiative」の一環で、先進製造業や産業技術者の職種に必要な技能を持つ人材の育成を目指す。
同社の最高人事責任者、クリスティ・パンビアンキ(Christy Pambianchi)氏は「人材への投資は、将来の先進製造業に必要な労働力を構築するうえで不可欠だ。ノースカロライナ州の成長は、より多くの人々が製造業でのキャリアに必要な技能を身に付ける機会となり、今後長年にわたり産業を支える人材基盤の強化につながる」と述べた。

■ノースカロライナ州への投資

ノースカロライナ州は米国南東部の重要な製造業拠点であり、今回の投資先として位置付けられた。同社は同州で3,600人以上を雇用し、強固なディーラーネットワークを展開するとともに、州内325社のサプライヤーと取引している。

同州のジョシュ・スタイン(Josh Stein)知事は「ノースカロライナ州は米国南東部で最大の製造業労働力を擁しており、キャタピラーは当州の強みを認識している。長年にわたるパートナーシップに感謝するとともに、サンフォードへのさらなる経済機会の創出を期待している」とコメントした。

キャタピラーは最近、同州に約10億ドルを投資する計画も発表した。小規模な建設業者や成長企業向けにコンパクト機械を提供する「Cat Compact」事業の拡大に向け、製造能力を増強する。

計画には、サンフォードに最新鋭の新工場を建設し、コンパクトトラックローダーとテレハンドラーの生産を拡大する内容が含まれる。顧客需要への対応に加え、機械やソリューションを顧客がより容易に利用できるようにする「Cat Compact」の取り組みを推進する。

また、同州クレイトンの工場では小型ホイールローダーを製造し、バックホーローダーの流通も支援している。サンフォードとクレイトンの両拠点を通じて、製造技術の向上、イノベーション、人材育成、州内の経済成長を促進する。

■教育機関などと連携し実践的な人材育成

今回の人材育成投資では、セントラル・カロライナ・コミュニティ・カレッジ(Central Carolina Community College)やサンフォード地域成長アライアンス(Sanford Area Growth Alliance)など、州内の主要組織と連携する。

プログラムでは、学生向けに製造業の実践的なキャリア形成ルートを拡充するほか、地域企業の参画を促進する。さらに、個人が手頃な費用で実践的かつ関連性の高い職業訓練を受け、キャリアアップにつなげられる環境を整備する。
今回の投資は、同イニシアチブにおける6回目の資金配分となる。これまでにインディアナ州、テキサス州、イリノイ州、アーカンソー州での取り組みや、イノベーション・チャレンジを実施している。

同社は本プログラムを通じ、先進製造業や産業技術者の職種に対応できる人材の技能向上を進める。詳細や今後の発表については、同社の「Building the Future Workforce Initiative」で公開する。

■ キャタピラー(Caterpillar)について

キャタピラーは、建設・鉱山機械、オフハイウェイ用ディーゼルエンジンおよび天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車を手掛ける世界有数のメーカー。2025年の売上収益は676億ドル。世界有数の独立系ディーラーネットワークと、キャット・ファイナンシャル(Cat Financial)による金融サービスを基盤に、電力・エネルギー、建設産業、資源産業の各分野で、先進技術と高い専門性を備えた人材を活用し、顧客の課題解決に取り組んでいる。

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