コマツNTC、JIMTOF2026に5軸マシニングセンタと高速FSW接合機を出展

コマツは10月22日、子会社であるコマツNTCが10月26日~31日に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026」(第33回日本国際工作機械見本市)に最新鋭の工作機械を出展すると発表した。

■主な展示内容は以下の通り。

  1. 横形5軸マシニングセンタ「CX500」用ストレート型パレットシステムと計測ステーション「Gate Keeper」

2022年に市場導入した横形5軸マシニングセンタ「CX500」は、自動車や建設機械、航空機など幅広い分野で高い生産性・操作性・保守性が評価されている。今回、長時間無人運転を実現する拡張型リニアパレットシステムを新たに開発し、初出展する。最大6枚のパレットを1セットとし、複数セットの連結により生産量や用途に応じて柔軟に拡張可能。工具ストッカーとの組み合わせで連続運転を支援するほか、作業者支援ソフト「KOM-Scheduler」を新たに開発。生産スケジュールの見える化や工具不足・交換時期の予測により、段取りから無人運転までをサポートする。

また、画像検査技術を活用した自社開発の計測ステーション「Gate Keeper」をパレットシステム内にコンセプト展示する。

「CX500」で加工したワークを待機中に非接触で検査・計測することで、機外への搬送や段取り作業を削減し、作業効率向上と無人運転の適用拡大を支援する。

  1. FSW・切削複合加工機「NW300M」

自動車や航空機などで採用が拡大しているFSW(摩擦攪拌接合)に対応したマシニングセンタを展示する。加工送り速度4,000mm/minの高速FSWを実現し、FSWと切削加工を1台で完結できる。新技術により前進角ゼロでの接合を可能とし、一般的な切削工具との併用を実現。FSW接合から接合直後のバリ除去までの切削加工を1台で行えるほか、バリ発生自体も大幅に抑制。さらに、FSW加工時のワーク負荷を従来の数分の1に低減し、歪みを大幅に抑えることで、構造設計や治具の簡素化を図る。高速CNCの機能を生かしたモニタリングシステムにより加工状態をリアルタイム管理し、「KOM-MICS」を搭載して設備や加工負荷データの見える化と加工条件改善を支援する。

  1. 工作機械モニタリングシステム「KOMTAS」

加工の正常・異常を判定するしきい値を自動設定する機能を新たに追加。しきい値設定の負担を軽減し、速やかな運用開始と効率的な設備稼働を支援する。

  1. 工場稼働状況可視化システム「KOM-MICS」の新たなAI予知保全機能

2021年から外販している「KOM-MICS」に設備の予知保全機能を追加。データや画像からAIが「いつもとの違い」を検出し、異常の兆候を早期に捉えて生産停止を未然に防ぐ。展示では、設備内の切りくず堆積状況をカメラで撮影し、堆積量の増加をAIが検出して洗浄などの対応を促す機能を紹介する。

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