HD 建機、北米データセンター向けガス発電エンジンを約3,900 億ウォンで受注

HD建機(HD Construction Equipment):2026年10月7日

HD建機は10月7日、米国の電力インフラソリューション企業イロック(ERock)と、ガス発電用エンジンのロングブロック(Long Block)を供給する契約を締結したと発表した。契約規模は約3,900 億ウォン(約468億円、0.12円換算)で、2027年から2028年までの2年間にわたって供給する。

供給する製品は22リットル級の高効率ガス発電用エンジンロングブロック。燃料系統と点火系統を除いた半製品形態のエンジン本体で、顧客側がこれを活用して発電機セットを組み立てる。完成した発電機は、米大手テクノロジー企業のハイパースケール(Hyperscale)データセンターに安定した電力を供給する用途に使われる。

今回の受注は、AI需要の急拡大で電力不足が深刻化する北米データセンター市場で、同社が大規模な常時発電用エンジンロングブロックの供給契約を獲得した点で意義が大きい。従来の建設機械用エンジン事業から、データセンター向け発電エンジン市場への本格進出を示す成果となる。

同社は、この受注を機にデータセンター向け発電エンジン市場を積極的に開拓する方針。今月末に竣工を予定する全羅北道・群山(Gunsan)のエンジン新工場を拠点に、1〜3メガワット(MW)級の超大型発電用エンジンの生産体制を構築する。2027年に37リットル級(1.5MW)、2028年に77リットル級(3MW)のエンジンを順次投入し、高出力需要に対応する計画。

グローバル市場調査会社デル・オロ・グループ(Dell’Oro Group)によると、世界のデータセンター設備投資額は2030年までに累計3兆ドル(約4,000兆円)を超える見通し。同社は今回の契約を足がかりに、グローバルなデータセンターおよび分散電源市場での存在感を高めていくとしている。

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