・破砕技術のアフターマーケット強化へ
メッツォ(Metso):2026年10月20日
メッツォ(Metso)は2026年10月20日、ブラジルの高品質青銅合金部品メーカー、イタルブロンズ(Italbronze Ltda.)の買収契約を締結したと発表した。鉱山・その他産業向けにグローバルに部品を供給する同社の取得により、メッツォは破砕技術分野での技術的リーダーシップをさらに強化する。
今回の買収は、メッツォの破砕アフターマーケット事業にとって戦略的に重要な製造能力とノウハウを確保するもの。アフターマーケット成長を加速させる戦略を後押しするとともに、世界中の顧客向けに重要スペアパーツの供給安定性と開発力を高める。サプライチェーンのレジリエンス向上にもつながり、安定した納入と設備稼働率の維持を支援する。
イタルブロンズはサンパウロ大都市圏に本拠を置き、創業67年。メッツォの信頼できるサプライヤーとして30年以上の実績を持つ。長年の協力関係の延長線上にある自然なステップで、メッツォの既存事業を補完する形となる。アフターマーケットのバリューチェーンにおける重要部分のコントロールを強化し、供給セキュリティと重要部品の可用性向上を通じて、顧客の安定操業を支援する。
メッツォのサービス事業領域プレジデント、ヘイッキ・メツァラ(Heikki Metsälä)氏は「この買収により、成長する破砕事業にとって重要な製造能力を確保できる。イタルブロンズが持つ数十年にわたる青銅合金製造の専門知識と、メッツォのグローバルなサービス・供給ネットワークを組み合わせることで、世界中の顧客向けに供給セキュリティと納期パフォーマンスをさらに高められる」とコメントした。
取引完了時には約470人の従業員がメッツォに加わり、青銅合金の製造・機械加工・品質管理プロセスに関する豊富な専門知識が加わる。
イタルブロンズの法定取締役、ハイメ・オルティス・ヒメネス(Jaime Ortiz Jimenez)氏は「メッツォへの参画は当社にとって新たな章の始まり。従業員・顧客・パートナーに継続性をもたらすとともに、グローバルな業界リーダーの一員として新たな機会を創出する。数十年かけて築いた専門知識と評判を誇りに思い、人材と能力がメッツォの中でさらに発展していくと確信している」と述べた。
イタルブロンズの既存顧客に対しては、これまで通り高品質な製品と迅速なサービスが継続される。
取引金額は非開示。メッツォの財務業績に重要な影響はないと見込まれる。競争当局の承認を条件に、2026年末までの完了を予定している。
イタルブロンズはブラジルの確立されたメーカーで、鉱山・骨材、自動車、農業、その他産業向けに摩耗部品・スペアパーツ・エンジニアードコンポーネントを製造。サンパウロ地域の拠点では連続鋳造・遠心鋳造、機械加工、ラボ、品質管理を手がけ、複数の品質認証を取得している。
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