う・2030年向けハイブリッド仕様やX10エンジン、ゼロエミッション技術、コネクテッドソリューションを紹介
カミンズ(Cummins):2026年9月30日
カミンズは9月30日、10月5~7日に米国イリノイ州シカゴで開催されるAPTA EXPOに出展し、公共交通事業者の多様化するニーズに対応する幅広い動力・技術ソリューションを披露すると発表した。次世代エンジン技術からハイブリッド、ゼロエミッション、コネクテッドソリューションまで、公共交通事業者の効率性、信頼性、性能向上と将来への対応を支援する製品・技術を紹介する。
米国公共交通協会(American Public Transportation Association)が3年ごとに開催するAPTA EXPOは、公共交通業界を形づくる最新技術・イノベーションを一堂に集める展示会。カミンズはブース2446で、「Built for the Route Ahead」をテーマに、現在の運行上の課題への対応と将来に向けた準備を支援する製品・技術ポートフォリオを紹介する。
カミンズ北米バス担当ゼネラルマネジャーのニコール・ウィールドン(Nicole Wheeldon)氏は、「公共交通の未来は、単一の動力ソリューションだけでは実現できない。当社はAPTA EXPOで、次世代X10エンジン、ゼロエミッション技術、デジタル機能が、公共交通事業者の現在の運行ニーズへの対応と将来に向けた準備をどのように支援できるかを紹介する」とコメントした。
■2030年向けB7.2ハイブリッドバス仕様を発表
カミンズは、60フィート級ハイブリッド路線バス向けに専用の出力仕様を設定したB7.2エンジンを投入し、ハイブリッドパワートレインのラインアップを拡充する。2030年向けの新仕様は、燃料消費量と排出ガスを削減しながら、公共交通事業者が必要とする性能、信頼性、運用上の柔軟性を実現するハイブリッドソリューションへの強い顧客需要に対応したもの。
カミンズは25年以上にわたり、路線バス向けハイブリッドパワートレイン技術を展開しており、今回の仕様追加により、既存の40フィート車向けB7.2仕様を補完する。実際の運行環境に最適化したパワートレインソリューションを提供する姿勢をさらに強化する。
ハイブリッドパワートレインは、高効率の内燃エンジンと電動化技術を組み合わせることで、航続距離、稼働率、インフラの柔軟性、運用能力を維持しながら、電動化による多くのメリットを取り込むことができる。
市場ニーズの変化に対応し、カミンズは長年培ってきたハイブリッド技術の経験を生かし、信頼性の高い技術によって顧客の効率向上、排出ガス削減、持続可能性目標の達成を支援する。
■X10エンジンで信頼性の高い運行を支援
カミンズのブースでは、長距離バスや路線バスの厳しい運行環境に対応するため専用設計したX10エンジンを紹介する。路線バス向けでは最大350hp、最大トルク1,150lb-ft(約1,559Nm)を発揮。加速性能に加え、起伏の多い地域や交通渋滞の激しい都市部の路線で求められる登坂性能を確保し、重要な運行環境での信頼性を実現する。
X10エンジンとともに、Twin Module Aftertreatment Systemも展示する。同システムは、厳格な排出ガス規制に対応しながら、耐久性、効率、性能を維持するよう設計したもの。実績のあるアーキテクチャーと技術をベースに、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)とSCR(選択触媒還元)を独立したアセンブリーとして配置することで、シャシーへの柔軟な搭載とメンテナンス性を両立する。
10月5日11時30分~11時50分には、APTA EXPOのカミンズブース内でプレスカンファレンスを開催する。ニコール・ウィールドン北米バス担当ゼネラルマネジャーがX10エンジンと公共交通の将来について説明し、カミンズの他の幹部も参加する。
■ゼロエミッション技術を拡充
カミンズのゼロエミッション事業部門であるアクセレラ・バイ・カミンズ(Accelera by Cummins)は、変化する公共交通市場に対応する各種ソリューションを展示する。
電動超低床アクスル「eULFA」、Advanced LFPバッテリー、BP97Eバッテリー、ELFAインバーターを組み合わせたNextGen 1CS2016モーターなどを紹介する。
■コネクテッド技術で車両稼働率を向上
カミンズは、コネクテッド・ソリューションズ(Connected Solutions)によるデータ活用についても紹介する。業界をリードする遠隔診断、予測分析「Predictive Insights」、デジタルサービスツールなどを活用し、公共交通車両の性能と稼働率の最大化を支援する。
■カミンズ(Cummins)について
カミンズは1919年創業のパワーソリューション企業。エンジン、コンポーネンツ、ディストリビューション、パワーシステムズ、アクセレラ・バイ・カミンズ(Accelera by Cummins)の5事業を展開し、ディーゼル、電動、ハイブリッドパワートレイン、発電システム、アフタートリートメント、ターボチャージャー、燃料システム、制御装置、トランスミッション、アクスル、ブレーキなどのコンポーネント、バッテリー・電動パワートレインなどのゼロエミッション技術を幅広く提供している。
本社は米国インディアナ州コロンバス(Columbus, Indiana)。世界で約67,400人を雇用している。2025年の売上高は337億ドル、純利益は28億ドルだった。