メッツォ(Metso):2026年9月30日、
メッツォ(Metso)は9月30日、スウェーデン・サラのテスト・トレーニングセンターで、4MWの超大型スラリーポンプ試験設備を稼働させたと発表した。世界最大級の同種設備の一つで、製品開発、試験、技術実証の能力を拡大する。すでに初回試験を成功裏に完了し、全面稼働している。
同設備は最大25,000m³/hの流量でポンプ試験が可能で、最大MD900までのメッツォ製スラリーポンプの全サイズについて、実際の運転条件に近い環境でフルスケールの性能検証を行える。さらに、将来的な製品ポートフォリオの拡大を見据え、より大型のポンプにも対応できる設計としている。
これにより、顧客はポンプの選定を最適化し、信頼性を高めるとともに、操業上のリスクを低減できる。
スウェーデン・サラは100年以上にわたり、スラリーポンプの技術革新と製造の中心拠点となっている。現在は、ポンプ、ハイドロサイクロン、バルブに加え、スラリー試験やデジタル状態監視の機能を備え、ラボ分析から実機規模の設備検証まで顧客を支援している。
新設した超大型試験設備に加え、同センターでは小型、中型、大型のポンプ試験設備も運用しており、製品開発、試作機試験、顧客ごとの性能検証に対応している。
メッツォのポンプエンジニアリング担当バイスプレジデント、エバート・レッシング(Evert Lessing)氏は、「顧客は世界でも特に厳しい処理環境で稼働するポンプを必要としている。新しい試験設備により、現在の全スラリーポンプサイズをMD900までフルスケールで試験し、完全なポンプ性能曲線を作成できる。また、将来の製品開発にも対応できる。サラが持つ幅広い試験・技術能力と組み合わせることで、顧客の信頼性向上、リスク低減、操業性能の最大化に貢献する」と述べている。
■世界のポンプ能力を継続的に強化
持続可能で信頼性の高いポンプソリューションへの需要が高まる中、メッツォは主要市場で製造、試験、デジタルソリューション、顧客サポート、高度なスラリー輸送・ハイドロサイクロン試験能力への投資を進めている。
欧州、中央アジア、アフリカでの力強い成長を背景に、これらの投資を通じて世界の顧客を支援するとともに、戦略的地域でのさらなる事業拡大につなげる。
その一環として、スウェーデンのサラ拠点への投資も継続している。製造、試験、トレーニング施設の機能を強化するとともに、技術の近代化を進めている。
新たに5,400m²の倉庫・配送センターを建設し、拠点の総建築面積を約21,000m²から26,000m²超に拡大する。これにより、物流効率、顧客サービス、職場の安全性を向上させる。また、サラをメッツォのポンプ技術・製造における世界的な中核拠点の一つとしての位置付けをさらに強化する。
今回サラに導入した試験設備は、スウェーデン、ペルー、オーストラリア、インドに展開するメッツォのポンプ試験、エンジニアリング、開発施設ネットワークを補完するものとなる。エンジニアリングの専門知識、世界各地の製造拠点、ライフサイクルサービスと組み合わせることで、幅広い用途や運転条件に対応した製品開発、性能検証、顧客ごとの試験を可能にする。
メッツォの強みの一つが、世界各地に展開するサービス・修理センターのネットワークである。地域に密着したサービス体制とプロセスに関する高度な専門知識を組み合わせ、設備のライフサイクル全体を通じて迅速なサポートを提供し、厳しい用途における性能、稼働率、生産性の最大化を支援している。
■ メッツォ(Metso)について
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精製業界向けに、持続可能な技術、エンド・ツー・エンドのソリューション、サービスを世界規模で提供している。製品・サービスの専門性を通じて、顧客のエネルギー・水効率を高め、生産性を向上させるとともに、環境リスクの低減に貢献している。
本社はフィンランド・エスポー。2025年末時点の従業員数は約50カ国で18,000人弱。2025年の売上高は約53億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。
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