ABB:2026年9月21日
チューリッヒ (スイス)、ABBロボティクス(ABB Robotics)は、オムニコア(OmniCore)搭載のロボットおよびコボットを、顧客が保有するタブレットやPC で操作・プログラミング・監視できる小型セーフティインターフェース「Eデバイス(E-Device)」を発表した。オムニコアユーザーインターフェース(OmniCore User Interface)を基盤に、専用の物理的安全制御を備えながら、タブレットやPC、ロボットティーチペンダントのいずれでも慣れ親しんだフル機能の操作環境を提供する。
Eデバイスは、操作・プログラミング・監視を顧客の自社機器上で実現し、オムニコア搭載の全ロボットおよびコボットで一貫したユーザー体験を提供することで、教育負担を軽減し、導入を迅速化する。また、緊急停止ボタンと3ポジションイネーブリングスイッチなどの物理的安全制御を統合し、ISO10218:2025(ISO 10218:2025)に準拠するとともに、CE & UL認証を取得しており、安全で柔軟なロボット操作を可能にする。
ABBロボティクスのプレジデント、マルク・セグーラ(Marc Segura)氏は次のように述べている。「ロボットをより身近で使いやすくすることは、より自律的で汎用的なロボティクス(ABR :Autonomous Versatile Robotics)への取り組みの中核です。顧客は、新しいインターフェースやプログラミングの習得に時間を費やすことなく、ニーズの変化に応じて迅速にカスタマイズ・構築し、適応・拡張できるソリューションを求めています。Eデバイスは、自社のタブレットやコンピュータでロボットとやり取りする自由を与えます。オムニコア搭載のロボットおよびコボット全体で一貫したユーザー体験により、教育の削減、導入の簡素化、生産立ち上げの加速が可能になります」。
オムニコアUIの一貫性により、教育要件が低減し、ABBロボティクスのロボットおよびコボットポートフォリオ全体での導入が迅速化される。顧客は、オフラインプログラミングおよびシミュレーションソフト「ロボットスタジオ(RobotStudio)」や、アプリケーション固有の画面を作成するノーコードツール「アップスタジオ(AppStudio)」など、同社の拡充するプログラミングツール群にアクセスできる。これにより、生産ラインから離れた場所でアプリケーションを開発・シミュレーション・調整した上で、デバイスをロボットに接続し、より迅速な導入・試運転が可能になる。
EデバイスとオムニコアUIの組み合わせにより、シミュレーションから導入へのシームレスな移行が実現する。ユーザーはオフィスでロボットプログラムをオフラインで開発・シミュレーションした後、同じタブレットやPCを生産ラインに持ち込んで導入できる。モバイル端末を用いることで、Eデバイスを装備した異なるロボット間を迅速に切り替えられ、柔軟性が高まる。特に多ロボット施設や教育環境で有用であり、エンジニアリングおよび試運転時間を短縮し、生産立ち上げを加速する。
スマートデバイス対応は、将来性の確保にも新たな機会を生む。インターネット接続によりマニュアルなどのオンラインリソースに即座にアクセスでき、内蔵カメラでトラブルシューティング用の画像を撮影し、ロボットのバックアップフォルダに直接保存できる。
Eデバイスは、手動ロボット操作に必要な物理的安全制御(緊急停止ボタンおよび3ポジションイネーブリングスイッチ)を統合している。新ISO10218:2025安全規格に準拠し、CE&UL認証を取得しており、次世代の安全な自動化に向けた準備を顧客に支援する。
ABBロボティクスは、世界有数のロボティクス企業の一つとして、ロボット、コボット、自律移動ロボット(AMR)を包括的かつ統合的なAI駆動ポートフォリオでカバーする唯一の企業。自動車から電子機器、物流まで、あらゆる規模・業種の企業の強靭性・柔軟性・効率性向上を支援する。同事業は約7,000人を雇用している。
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