・VR技術で実機に近い操作感を再現、技能継承と人材不足に対応
タダノは9月28日、クレーン業界のオペレータ不足や技能継承といった課題に対応するため、教育用シミュレータ「リフトトレーニングシミュレータ UN-117-1」を日本市場向けに発売すると発表した。
同社にとって新たな事業領域となる製品。クレーンを提供するだけでなく、現場で活躍する優秀なオペレータの育成にも貢献することを目的に開発した。VR技術を活用した安全な仮想空間で、現場経験を補完する実践的な訓練を実現し、業界課題の解決に寄与する。「失敗できる環境で成功を積み重ねる」をコンセプトに、機械メーカーの枠を超えた人材育成支援ソリューションとして展開する。
■主な製品特徴
①クレーンの動きをリアルに再現
荷の振れやブームのたわみ、動きの特性に加え、物体との接触や風などの影響も再現。実機に近い操作感で訓練できる。同社ラフテレーンクレーン5機種と訓練用コース9つを実装し、基本操作の習得から技能向上まで幅広く活用可能。
②VRによる広い視野に対応
VRゴーグルを用いて、クレーン操作時に求められるオペレータの広い視野や現場感覚を安全に体験できる(VRゴーグルはお客様にてご用意)。
③実機のレバーとペダルを使用
クレーン実機と同等の操作デバイスを採用し、現場で活かせる操作技能の習得を支援する。
④教育効果の見える化による効率的なオペレータ育成
訓練結果を「位置精度」「荷の安定性」「操作品質」「作業効率」「状況判断」の5つの指標で数値化し、技能レベルや改善ポイントを把握できる。玉掛け不良や急操作など、実機では危険で試せない状況を安全に体験でき、新人オペレータの教育にかかるコストと時間の削減にも貢献する。
⑤簡単な組立とシンプルな機器構成
シンプルなハードウェア構成により、機材を4箱の梱包に分けて搬送可能。必要な場所へ持ち運びやすく、簡単な組立で社内教育や講習会など、さまざまな訓練シーンで活用しやすい。
■製品概要
- 製品名:リフトトレーニングシミュレータ UN-117-1
- 販売価格:3,800千円(税別)(PCおよびVRゴーグルは別途必要)
- 発売日:2026年9月28日(月)
- 販売目標台数:年間10台
タダノは1955年に日本初の油圧式トラッククレーンを発売して以来、業界のリーディングカンパニーとして、顧客の安全と地球環境に配慮した新たな価値を提供するための戦略を推進している。
2023年には世界初となるフル電動のラフテレーンクレーンを発売。中期経営計画(24-26)に掲げる「Reaching new heights」のスローガンのもと、地域社会・国際社会発展への貢献と地球環境の保全に役立つ事業活動を推進し、「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指している。
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