ドイツ機械工業連盟(VDMA):2026年9月17日
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は9月17日、ドイツ機械・プラント産業の生産見通しを下方修正したと発表した。2026年の実質生産は前年比2%減となり、4年連続のマイナス成長となる見通し。一方、2027年は同3%増と回復に転じると予測した。
VDMAのチーフエコノミスト、ヨハネス・ゲルナント(Johannes Gernandt)博士は「2026年は生産減少が4年連続となる見込みだ。ただし、受注状況の改善と期待感のわずかな好転から、2027年には生産が再び増加すると見ている」と述べた。
下方修正の背景は、今年に入ってからの生産の低迷。1~7月の実質生産は前年同期比4.1%減となり、設備稼働率も大幅に低い状態が続いている。一方で、先行指標の一部は改善の兆しを示している。価格調整後の受注高は同期間で5%増加し、特に非ユーロ圏からの受注が14%と大幅に伸びた。企業の景況感も最近わずかに上向いている。
これらの改善は下半期の生産に反映されるとみられるが、上半期の落ち込みを補うには不十分だ。機械・プラント産業全体に波及しているわけではなく、国内需要は海外に比べて依然として弱い。
2027年については、多くの課題はあるものの堅調な世界経済、設備投資の増加、ドイツ国内の財政刺激策が生産を支えるとVDMAは見込む。政府投資に加え、民間投資も緩やかに回復すると予想する。
ただし、回復には大きなリスクが伴う。地政学的な不確実性の高さ、金利水準の上昇、ドイツ立地の競争力低迷が転換を妨げる可能性がある。ゲルナント博士は「予想される3%の生産増加で4年にわたる低迷が終わる見通しだ。しかし、投資環境の改善で民間資本が動き、ドイツの競争力が再び強化されなければ、持続的な上昇にはつながらない」と強調した。
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