・環境配慮型パッケージ需要に対応
セキ(愛媛県松山市、東京都渋谷区)は9月17日、同日開催の取締役会で、水性フレキソ印刷・加工事業の生産能力拡大を目的に、愛媛県東温市に新製造拠点「東温工場(仮称)」を建設することを決議したと発表した。投資予定額は約43億円。環境配慮型パッケージ市場の成長を背景に、同社のパッケージ分野への本格的な投資拡大が加速する。
同社は2017年に環境負荷の低い水性フレキソ印刷加工事業へ進出し、以降生産を拡大してきた。主力の商業印刷市場が縮小するなか、成長が続くパッケージ分野へのシフトを強化。2024年3月に締結したフジシールグループとの資本業務提携を基盤に、今後拡大が見込まれるラベルフラット(巻付ラベル)市場の連携推進を進めている。
新工場は、こうした拡大する環境配慮型パッケージ需要に対応するための第二の製造拠点として位置づけられる。取得済みの当社所有地(愛媛県東温市田窪、敷地面積12,089.53㎡)に鉄骨造2階建・延床面積4,453.08㎡の工場建屋を新築。基幹設備となる水性フレキソ印刷機をはじめ、加工設備一式、自動ラック倉庫・物流設備を導入するほか、既存のSEKI BLUE FACTORY設備の改造も行う。生産品目は軟包装パッケージで、食品パッケージの袋や飲料ラベルなどを想定している。
資金調達は自己資金および金融機関からの借入で賄う。スケジュールは、工場建屋着工が2027年2月予定、完成が2028年2月予定、稼働開始が2028年4月予定。2027年3月期の連結業績への影響は軽微としている。
パッケージ業界では環境規制強化やサステナビリティ需要の高まりを受け、水性フレキソなど環境配慮型印刷方式への転換が急速に進む。セキの今回の投資は、そうした業界トレンドを捉え、生産体制を強化する動きとして注目される。
■設備投資概要
- 内容:東温工場(仮称)の新設および水性フレキソ印刷機・関連加工設備の取得
- 所在地:愛媛県東温市田窪(取得済みの同社所有地)
- 敷地面積:12,089.53㎡
- 建物:鉄骨造2階建、延床面積4,453.08㎡(新築)
- 投資予定額:約43億円
- 生産品目:軟包装パッケージ(食品パッケージの袋や飲料ラベルなど)
- 投資内容:工場建屋、水性フレキソ印刷機、加工設備一式、自動ラック倉庫・物流設備、既存設備改造
- 資金調達:自己資金および金融機関からの借入
- スケジュール:着工2027年2月予定、完成2028年2月予定、稼働2028年4月予定
- 業績影響:2027年3月期連結業績への影響は軽微