英国建設機械協会(CEA):2026年9月17日
建設機械協会(CEA)は9月17日、英国の建設機械市場に関する隔月市場動向を公表した。ポール・ライオンズ(Paul Lyons)氏がまとめた同レポートは、会員向けに提供している各種市場洞察レポートの要点を集約したもので、隔月で主要情報を共有する。
■機器販売動向
建設・土木機械の小売販売は7月、前月までの堅調な伸びから横ばいに転じた。6月は前年同月比13%増と2023年以降で最高の月間販売水準を記録した後、7月の伸びは0.9%にとどまった。2026年1〜7月累計の販売台数は約1万9,000台に達し、前年同期比5.2%増となっている。
■8月の販売データは9月最終週に公表予定。
一方、2026年第2四半期の建設機械輸出入に関する最新四半期データが8月に発表された。輸入・輸出ともに第1四半期および前年同期比で大幅な伸びを示し、特に輸入は2013年の統計開始以降で最高の四半期水準を記録した。
英国の輸入は第2四半期にトン数ベースで32%増加し、上半期累計では前年同期比39%増となった。輸入先国では日本が引き続き首位で全体の25%を占めたが、前年の27%からは低下。中国が2位で、シェアは前年の13%から16%に拡大した。
輸出は第2四半期に前四半期比8%増となり、上半期累計で17%増を記録した。輸出先では米国が最多で、上半期の輸出トン数の27%を占めた。これは前年の21%から上昇したもので、前年は8月に導入された輸入関税の影響で低水準にとどまっていた。
第3四半期の貿易データは10月末に公表される見通し。
■建設市場の動向
購買担当者指数(PMI)は建設分野全般の動向を示す指標として有用だ。8月の指数は44.7で、過去4カ月で最高となったものの、成長の目安である50.0を依然下回っている。最新調査では、3つのサブセクターすべてで活動水準が改善し、業界が安定化の兆しを見せ始めているとの指摘がある。ただし住宅建設は37.6と最も弱く、引き続き縮小が続いている。
国家統計局(ONS)が発表した7月までの建設活動データによると、7月の生産高は6月並みで0.1%増にとどまった。1〜7月累計では前年同期比1.9%減。新設工事が6%減と減少を主導する一方、修繕・維持工事が4%増と一部を相殺した。
建設製品協会(CPA)は7月に夏季予測を公表。今年の建設生産高は全体で3.3%減と見込む。これは春季予測の2.5%減からさらに下方修正したもので、中東紛争の継続的影響によるコスト上昇と需要減少を反映している。
グレニガン(Glenigan)が7月に発表した最新の建設市場レビューでは、業界の状況はまちまちだ。直近3カ月の計画承認件数は前3カ月比で増加した一方、契約受注と工事着工はいずれも減少。年次ベースでは3指標すべてが減少を続けており、経済・政治情勢を背景に残りの期間は慎重な見通しとなっている。
CEAのウェブサイト「建設機械市場インサイト」ページには、このほか多数の主要レポートや指標が会員限定で公開されている。ライオンズ氏は「本まとめが有用で、会員の皆様が利用可能な主要業界統計・指標を再確認する機会になれば」と述べ、追加で確認を希望する指標があれば連絡を求めている。
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