カルマー(Kalmar):2026年9月3日
カルマーは9月3日、取締役会が成長の加速、顧客重視の強化、業務効率の最適化を目的とした事業運営モデルの計画・再編を開始することを決定したと発表した。
重要な一歩として、同社はターミナル・トラクター(Terminal Tractors)事業部と水平搬送(Horizontal Transportation)事業部を統合し、単一の事業部とする計画を明らかにした。この戦略的施策により、ガバナンスを簡素化・明確化し、開発を加速させるとともに、港湾・ターミナルおよび流通顧客セグメント双方にわたる研究開発(R&D)を強化する狙いがある。
今回の事業運営モデル刷新の一環は、主に機器(Equipment)セグメント内の内部再編であり、規模の大きな事業部を構築し、セグメント横断の顧客シナジーを最適化するとともに、業務効率と組織のレジリエンスを高めることを目指す。一方、サービス(Services)セグメントは、カルマーの世界的な設置ベースに対するスペアパーツ、メンテナンス、先進的ライフサイクルソリューションを通じて、継続的なライフサイクル価値の獲得に引き続き専念する。
外部向けセグメント報告構造は、機器とサービスの2区分を維持し、変更はない。
よりスリムな体制を構築することで、カルマーは自動化および電動化ロードマップの加速を図り、持続可能で収益性のある成長と2028年の業績目標達成を支える方針だ。この提案は、同社の「ドライビング・エクセレンス(Driving Excellence)」イニシアティブとも整合し、既に公表済みの2028年目標(比較営業利益率15%、サイクルを通じた年間売上高成長率5%)の達成を支援する。
サミ・ニーラネン(Sami Niiranen)社長兼CEOは次のように述べた。「当社のコアの強みは、顧客との近接性と持続可能なマテリアルハンドリングソリューションの提供にある。今回の計画モデルは、内部ガバナンスを簡素化し、商業的フォーカスを強化するとともに、サービス主導型企業への道筋を強固にする。ターミナル・トラクターと水平搬送のポートフォリオを一つの主要事業部に統合することで、港湾・ターミナルおよび流通顧客に対し、完全で顧客重視かつ技術主導の水平ソリューションを提供できるようになる。この移行期間を通じ、顧客へのコミットメントを最優先とし、従業員および労働組合と緊密に連携して円滑な移行を確保していく」。
提案された組織変更は、カルマー・リーダーシップチームの構成にも影響を与える。取締役会は、現水平搬送事業部プレジデントのアルト・ケスキネン(Arto Keskinen)を、新設予定のターミナル・トラクターおよび水平搬送統合事業部の設計フェーズを主導し、同事業部の新プレジデントに任命した。また、現ターミナル・トラクター事業部プレジデントのトール・ブレンデン(Thor Brenden)を、アルフ=グンナル・カールグレン(Alf-Gunnar Karlgren)の後任としてカウンターバランスド(Counterbalanced)事業部プレジデントに任命した。両任命は2027年1月1日付で発効する。
2027年1月1日以降のカルマー・リーダーシップチームは、以下のメンバーで構成される。
- サミ・ニーラネン(Sami Niiranen)社長兼CEO
- ウラ・ボノ(Ulla Bono)SVP、ゼネラルカウンセル
- トール・ブレンデン(Thor Brenden)プレジデント、カウンターバランスド
- カリーナ・ゲバー=テイル(Carina Geber-Teir)SVP、IR・マーケティング&コミュニケーションズ
- タマラ・デ・グルイター(Tamara de Gruyter)プレジデント、サービス
- カトリ・ホッカネン(Katri Hokkanen)最高財務責任者(CFO、10月1日付)
- アルト・ケスキネン(Arto Keskinen)プレジデント、水平搬送およびターミナル・トラクター
- トミ・ペッテルソン(Tommi Pettersson)SVP、ストラテジー・サステナビリティ&テクノロジー
- ハンナ・レイヨネン(Hanna Reijonen)SVP、ヒューマンリソース
- シュシュ・チャン(Shushu Zhang)プレジデント、ブロマ(Bromma)
新事業運営モデルの計画は直ちに開始され、変更は各影響国の現地法に基づく従業員との協議および労働組合への通知プロセスに従う。
カルマーは、今回の事業運営モデル刷新に伴うコスト削減効果(その他の組織効率化を含む)を約1,000万ユーロと試算しており、フルランレートは2027年末までに達成する見込みだ。
これらの再編計画は、2026年の業績ガイダンスには影響しない。同社は引き続き、2026年の比較営業利益率を12.5%超と予想している。
計画中の新事業運営モデルに関する詳細は、2026年11月2日にフィンランド・ヘルシンキで開催されるカルマーのキャピタル・マーケッツ・デイ(Capital Markets Day)で公表される予定。
■ カルマー(Kalmar)について
カルマー(Kalmar、ナスダック・ヘルシンキ:KALMAR)は、世界の重要なサプライチェーンで貨物を動かす企業で、持続可能なマテリアルハンドリング機器およびサービスの先駆者となることをビジョンに掲げる。港湾・ターミナル、流通センター、製造業、重量物流向けに、業界を変革する幅広い重機およびサービスを提供。本社はフィンランド・ヘルシンキに置き、120カ国以上で事業を展開、従業員は約5,300人。2025年の売上高は約17億ユーロ。ウェブサイト:www.kalmarglobal.com
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