リープヘル、電子・ソフトウェア部品の戦略調達を担う女性バイヤーを紹介

リープヘル(Liebherr):2026年10月21日

リープヘルは、オーストリア・ネンツィング拠点で電子・ソフトウェア分野の戦略調達を担当するカムラン・ユチェ(Kamuran Yüce)氏を紹介した。約30年前に同社でキャリアをスタートさせた同氏は、他部門やサプライヤーと連携し、主要部品の国際調達やサプライヤー戦略の策定を担う。技術への理解とビジネス感覚、人との関係構築力を生かし、調達面から同社製品の競争力向上に貢献している。
技術とビジネスの知識を生かす
ユチェ氏は幼い頃から技術に関心を持ち、ランクヴァイルのHTL(高等技術専門学校)では、女子生徒として唯一、通信技術コースを選択した。そこで培った技術的な知識は現在も仕事の基盤となっており、ビジネス感覚や対人関係を構築する能力と組み合わせて、日々の業務に生かしている。
現在は、リープヘルのネンツィング拠点で電子・ソフトウェア分野の戦略調達を担当するリードバイヤーとして勤務。主要な電子部品やソフトウェアの国際調達に加え、サプライヤー戦略の策定を担い、リープヘル・グループ全体の調達活動にも積極的に関与している。
約30年のキャリアを経てネンツィングに復帰
ユチェ氏のリープヘルでのキャリアは、約30年前に始まった。教育課程を修了後、当時は電子部品の製造も行っていたネンツィング拠点で勤務を開始。その後、ドイツ・リンダウにあるリープヘル・エレクトロニック・アンド・ドライブ(Liebherr-Electronic and Drives GmbH)でも働いた。
2度目の育児休業を終えた後、子どもたちの近くで働ける仕事を求めてキャリアの転換を決断したが、リープヘルとのつながりは続いていたという。
「休暇中にどこかで黄色い建設機械を見かけると、すぐに誇らしい気持ちになる」と同氏は振り返る。
2021年、ユチェ氏はリープヘルのネンツィング拠点に復帰した。「長い年月を経てネンツィングに戻ったとき、まるで家に帰ってきたように感じた」と語る。現在は約50人で構成される調達チームの一員として業務に取り組んでいる。
価格交渉にとどまらない戦略調達
戦略調達の仕事は、契約や価格の交渉だけではない。専門部門やサプライヤーと協力し、将来にわたって同社の機械が市場で競争力を維持できるよう、必要な解決策を生み出すことが重要な役割となる。
ユチェ氏は、サプライチェーンの確保、技術トレンドの評価、リスクの最小化、社内の専門部門と連携した適切なサプライヤー戦略の策定など、幅広い業務に携わる。こうした仕事の多様性が、同氏にとって大きな魅力となっている。
また、業務では人との関係構築も欠かせない。サプライヤーとの協議を通じて解決策を見いだし、異なる利害を調整するほか、難しい交渉の場面でも冷静さを保つことが求められる。
調達に関する判断は、企業の業績にも直接的な影響を及ぼす。ユチェ氏は同僚やサプライヤーと連携し、新技術の導入を可能にする解決策を開発するとともに、長期的な供給体制を確保。リープヘルが顧客に革新的で競争力のある製品を提供し続けられるよう支えている。
長期的に働き続けたい職場環境
ユチェ氏は仕事そのものに加え、チームの存在やネンツィング拠点で得られる機会も高く評価している。健康づくりや運動に関する幅広い活動にも積極的に参加しているという。
なかでも重視しているのは、長期的に企業の一員であり続けられるという実感だ。
「ここでは従業員が非常に大切にされている。継続性と持続可能な成長を重視する家族経営企業の一員であることに、喜びを感じている」と話す。
長年の時を経てユチェ氏がネンツィングに戻った背景には、こうした職場環境や企業とのつながりがあるのかもしれない。リープヘルでのキャリアが始まった場所で、同氏は現在、技術と調達の両面から同社の将来を支えている。

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