米国製造業者協会(AEM:Association of Equipment Manufacturers):2026年10月1日
米国製造業者協会(AEM)はこのほど、2026年の「AEM Manufacturing Express」ツアーを終了した。9月の1カ月間、米国のインフラ整備やエネルギー供給、食料生産を支える機械・設備を製造する人々に焦点を当て、製造業の現場と地域社会を巡った。
北東部を対象とした今回のツアーは、AEM Manufacturing Expressとして3年連続の開催となる。これまでに累計2万4,000マイル以上を移動し、100カ所以上を訪問。製造業従事者、地域リーダー、議員らを結び、米国製造業の将来について意見を交わす草の根活動として展開している。
2026年ツアーは9月1日、コネチカット州ノーウォークでスタート。コネチカット、ペンシルベニア、ニューヨーク、オハイオの各州を巡り、AEM会員企業を訪問した。これらの企業は、地域経済の強化、家族を支える雇用の創出、技術革新の推進、地域社会の発展に重要な役割を担っている。
AEMのミーガン・タネル(Megan Tanel)会長兼CEOは、「AEM Manufacturing Expressは、インフラを構築し、地域社会に電力を供給し、国民の食料を支える機械・設備の背後にいる人々を称える取り組みである。今回のツアーでは、設備製造を支える誇り、技能、革新を直接目にすることができた。訪問先を重ねるごとに、製造業が強ければ地域社会も強くなるということを改めて実感した」とコメントした。
各訪問先では、従業員が製造現場での仕事を祝うとともに、自身の経験やストーリーを共有した。また、AEMの全国的な草の根活動「I Make America」を通じ、業界の発展に向けた政策提言への参加について理解を深めた。
従業員は、現代の設備製造を支える技術、政策、人材を紹介するオンラインゲーム「Manufacturing Challenge」にも参加した。
ツアー初週は、コネチカット州ノーウォークのテレックス(Terex Corporation)とスマートイクイップ(SmartEquip)、ミルフォードのインデコ・ノースアメリカ(Indeco North America)、シェルトンのOEMコントロールズ(OEM Controls)などを訪問。建設、解体、林業、特殊車両、先進的な設備技術などを支えるコネチカット州の製造企業を紹介した。
ペンシルベニア州では、ニューホランド(New Holland)、マクラクラン・コーポレーション(McLanahan Corporation)、ロックランド・マニュファクチャリング(Rockland Manufacturing)、エリー・ストレイヤー(Erie Strayer Company)を訪問。農業、骨材、鉱業、建設、重機、コンクリート生産などに深く関わる企業の取り組みを取り上げた。
ニューヨーク州では、グロート・インダストリーズ(Grote Industries)の一部門であるスター・セーフティ・テクノロジーズ(Star Safety Technologies)やカミンズ(Cummins, Inc.)などを訪問。その後、オハイオ州を巡り、ウエストセーラムで2026年のツアーを締めくくった。
ツアーでは、設備メーカーが米国社会に及ぼす幅広い影響も紹介した。ドライバーの安全確保に貢献する安全技術、リサイクルや資源回収を支えるアタッチメント、基幹産業を動かすエンジンやコンポーネント、道路、橋梁、農場、地域社会の建設を支える機械など、設備メーカーが提供する製品は米国のさまざまな産業と社会基盤を支えている。
AEMのキップ・エイドバーグ(Kip Eideberg)政府・産業関係担当上級副会長は、「当初は野心的な取り組みとして始まったが、現在ではAEMで最も効果的な草の根活動の一つに成長した。ツアーが成功しているのは、製造現場で働く人々のもとを直接訪れ、日々の仕事の価値を認めるとともに、自らのストーリーを発信する場を提供しているためである。2026年のManufacturing Expressを通じ、設備メーカーは単に機械を製造しているのではなく、より強い地域社会とより強い米国をつくっていることが明確になった」と述べた。
今回の北東部ツアーは、設備製造業にとって重要な時期にも実施された。設備メーカー各社は、労働力不足、貿易をめぐる不確実性、サプライチェーンの課題、長期的な政策の予見可能性などに対応する一方、工場への投資、新技術の開発、高品質な雇用の創出を継続している。
Manufacturing Expressでは、議員、地方自治体関係者、地域社会の関係者を製造現場に直接招くことで、政策議論と、政策の影響を受ける製造業従事者やその生活を結び付ける役割も果たした。
AEM Manufacturing Expressは2024年の開始以来、AEMの主要な会員エンゲージメント活動の一つに成長している。設備製造業に従事する約220万人の男女の仕事や取り組みを広く発信するとともに、米国製造業を支える従業員、家族、企業、地域社会に光を当てている。
2026年のツアーもこうした活動を引き継ぎ、米国製造業を支える人々と企業、地域社会の役割を改めて示した。
■AEM Manufacturing Express
開始:2024年
累計走行距離:2万4,000マイル以上
累計訪問先:100カ所以上
対象産業従事者:約220万人
2026年ツアー:9月1日、コネチカット州ノーウォークで開始
訪問州:コネチカット、ペンシルベニア、ニューヨーク、オハイオ
詳しい情報はManufacturing Expressのウェブサイト(manufacturingexpress.org)で確認できる。
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