・2030年売上高600億円規模対応、自動化・ロボット化で生産性大幅向上目指す
トーヨーカネツ(東京都江東区)は9月25日、同日開催の取締役会で、和歌山県有田市初島に新たな生産拠点を建設するため、新工場建設用地を取得することを決議したと発表した。
同社は物流ソリューション事業で、省人化・省力化ニーズの高まりを背景とした物流システム需要の多様化・高度化に対応し、2030年に向けた事業成長を実現するため、生産体制の再編および生産能力の増強を検討してきた。今回、現和歌山工場(和歌山県有田市野)の近隣である有田市初島に新工場を建設することで、事業成長の加速、災害リスクの低減、生産機能の最適化を図ると判断した。
新工場では、作業および工程間搬送の自動化・ロボット化、生産機能の最適化などにより生産性の大幅な向上と増産への対応を進めるとともに、将来の取扱製品の多様化にも対応可能な柔軟な生産体制の構築を目指す。中長期的な成長を支える中核的な生産拠点として位置づけ、2030年に向けて物流ソリューション事業売上高600億円規模に対応可能な生産基盤を整え、現行比で生産能力1.5倍の実現を目標とする。
現工場と新工場の機能分担により、生産・保管機能の継続性を高め、地震・水害などの災害リスクへの対応力を強化。工場内外の物流動線の効率化や、国内外から調達する物流システム関連部材の受入・検査・保管機能の強化も進める。
用地は現工場が所在する有田市内に位置し、既存の生産機能・人材・ノウハウとの連携を図りやすい立地。災害リスクの低減やまとまった用地面積の確保などの観点から選定した。
■新工場建設用地等の概要
- 名称:(仮称)和歌山初島工場
- 所在地:和歌山県有田市初島町里字竹田1263-1 他
- 売主:ENEOS株式会社(東京都千代田区大手町一丁目1番2号、代表取締役社長 社長執行役員:山口敦治)
- 取得用地面積:33,608.77㎡(うち工場建設用地面積27,076.74㎡)
- 用地取得価額:813,000,000円
- 資金調達方法:自己資金
- 契約締結日・取得(引渡)日:2026年9月25日
- 建物・設備等投資額:未定(操業開始時期も現時点で未定。具体的内容が決まり次第公表)
同社と売主の間には、売主が保有するエネルギータンク等のメンテナンスを当社プラント事業本部が行う取引関係がある。その他、資本関係・人的関係等はなし。
本件が今年度の連結業績に与える影響は軽微と想定。2027年度以降の影響は、建設計画・設備計画・投資額・操業開始時期などの具体化にあわせて精査する。
同社は物流ソリューション事業全般にわたるバリューチェーンの効率化を進め、安定的な事業運営と持続的成長に資する体制の構築を目指すとしている。