ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年10月27日
ドイツの物流機器大手ユングハインリッヒは、モースブルク(Moosburg)工場で新型電動カウンターバランスフォークリフト「EFG 2/2i」および「EFG 3/3i」の生産を開始した。シリーズ第1号となる「EFG 320i」は10月26日にラインオフした。
新世代のEFG 2/2i・3/3iは、最大積載量2.0トンの48ボルトクラスに位置付けられ、ユングハインリッヒのポートフォリオを補完する。これまでに17万台以上を販売した実績を基に、生産性・安全性・将来性を兼ね備えつつコンパクトな設計を実現した。2/2iシリーズは積載量1.4〜2.0トンの機動性の高い三輪車、3/3iシリーズは積載量1.6〜2.0トンの四輪車で構成される。ユングハインリッヒのカウンターバランス・ライトトラック担当グローバル・ポートフォリオ・リード、マレク・シャイタウアー(Marek Scheithauer)氏は「これらの新型シリーズは、コンパクト性・人間工学・性能に至るまで、倉庫現場の実需に一貫して対応したフォークリフトだ」と述べている。
■クラス最高水準のコンパクト性で倉庫作業を効率化
リチウムイオンバッテリーの内蔵、最適化されたステアリングアクスル形状、コンパクト設計により、スペース効率を最大15%向上させた。モデルによっては旋回半径が最大300ミリメートル小さくなり、狭い通路やトラックの荷役エリア、限られた生産エリアでの安全な作業を容易にするとともに、スペースコストの低減にも寄与する。
■3つの性能グレードとモジュラー式エネルギーコンセプト
性能レベルは「efficiencyPLUS」「drive&liftPLUS」「performancePLUS」の3段階で、中程度のハンドリング能力から全方位用途、最大生産性まで対応する。performancePLUSでは永久磁石同期モーターと最適化された油圧システムにより、ハンドリング能力とエネルギー効率を高めた。モジュラー式エネルギーコンセプトは、容量346Ah・460Ah・690Ahの内蔵リチウムイオンバッテリー、鉛蓄電池、燃料電池対応を用意する。
■疲労を軽減する人間工学と静粛性
約100ミリメートル拡大した足元空間、低い乗降高さ、最適化されたステアリングコラムにより、オペレーターの負担を軽減。振動絶縁キャブにより騒音レベルを63dB(A)に抑えた。4.3インチのタッチスクリーンと刷新された操作系により、直感的で精密な操作を可能にした。
■視界向上による安全性強化
傾斜したBピラーにより、後進時の死角を最大65%低減し安全性を向上。低いダッシュボードとオプションのパノラマルーフにより、フォークや荷、棚段の視認性を改善した。AI搭載の人物検知システム「addedVIEW」や衝突防止システム「zoneCONTROL」などの運転支援システムも搭載可能。
オプションのSmartStripe LEDライトストリップは、制動・進行方向・警告・バッテリー状態を表示する。リアルタイムの運用データ、デジタルサービス、予知保全、遠隔診断により、計画外停止を防ぎ、修理を迅速化してコストを削減する。
マレク・シャイタウアー氏は「新型EFG 2/2i・3/3iシリーズは、測定可能な生産性向上と高い投資安全性・将来性を両立させている。これにより顧客は、今日の社内プロセスを効率的に運営しつつ、明日の要求にも対応できる体制を整えられる」と強調した。
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