メッツォ(Metso):2026年10月5日
メッツォは10月5日、チリの顧客サイト向けにシックナー(濃縮機)の包括的な近代化工事を受注したと発表した。受注額は約1,600万ユーロ(約28億円、177円換算)で、シックナー近代化案件として同社がこれまでに受注したサービス案件の中でも最大規模の一つ。2026年第3四半期のMinerals部門の受注高に全額を計上する。
今回の近代化では、メッツォ製シックナーの処理能力を高め、より大きな処理量と操業負荷に対応できるよう設備を強化する。同時に、アンダーフロー濃度を高めることで水回収率を向上させ、鉱山操業の持続可能性を高める。顧客の水資源管理と生産性向上の目標にも貢献する。
供給範囲には、メッツォの「Metso Plus」ポートフォリオに属する高速シックナー3基の改造が含まれる。2基の新型SCD 4000ドライブ、新機構および高性能な新設計フィードシステムを導入し、高効率なシックナー操業を実現する。操業条件の変化に対応しながら設備の稼働能力を最大限に引き出し、水回収率を向上させることを狙う。
メッツォの南米市場エリア、チリ・アルゼンチン担当セールス担当バイスプレジデント、ベンジャミン・ロレンテ(Benjamin Lhorente)氏は、「チリにおける顧客の操業開発を引き続き支援できることをうれしく思う。既設シックナーの近代化は、既存設備の価値を最大限に引き出しながら、プロセス性能を高め、増大する生産需要に対応する効果的な方法である。今回のプロジェクトは、チリの大規模鉱山事業の一つが将来の生産要件に対応するとともに、既存インフラの価値を最大限に活用することを支援する」と述べている。
また、脱水事業部門の製品販売サポート担当ディレクター、フェリペ・バニャドス(Felipe Bañados)氏は、「今回の協業は、信頼されるソリューションパートナーとしてのメッツォの役割を示すとともに、Metso Plus技術の導入を促進し、同地域における顧客との強固な関係をさらに強化するものだ。この近代化プロジェクトがシックナー性能における新たな業界基準を確立し、より持続可能で生産性の高い鉱山操業を可能にすると確信している」とコメントしている。
メッツォは、濃縮・清澄プロセス向けに、設備、近代化ソリューション、サービス、プロセス技術を包括的に提供している。尾鉱処理やろ過技術で培った数十年にわたる経験を生かし、水回収率を向上させるとともに、変化する操業要件への対応を支援している。
近代化ソリューションでは、既設設備に最新技術を導入することで、生産要件の変化への対応、性能向上、資源効率の改善、設備資産の有効活用を実現する。
■ メッツォ(Metso)について
メッツォは、世界の骨材、鉱物処理、金属精錬産業向けに、持続可能な技術、エンド・ツー・エンドのソリューションおよびサービスを提供している。製品・サービスに関する専門知識を通じて、顧客のエネルギー・水効率を高め、生産性を向上させるとともに、環境リスクの低減に取り組んでいる。
メッツォの本社はフィンランドのエスポーに置く。2025年末時点の従業員数は約50カ国で約18,000人、2025年の売上高は約53億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。
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