芦森工業、下水道管路更生材料の新工場を栃木県下野市に建設、約60億円投資

芦森工業(大阪府摂津市、豊田合成グループ)は、下水道管路の更生材料となる「ライナー」を生産する新工場を栃木県下野市に新設する。豊田合成が10月2日に発表した。国内の上下水道管老朽化という社会課題に対応し、管路更生需要の拡大に応える狙い。2028年前半の稼働開始を予定している。

新工場では、管路更生の新工法「パルテムL-UV工法」および従来工法に使用するライナーの生産ラインを設置する。新工法は施工の省人化によるコスト削減が見込めるほか、ライナーの硬化速度が速く、一般的な口径での施工では従来工法比で約30%の施工時間短縮が可能。硬化時に外気温の影響を受けにくいため、寒冷地での施工優位性を活かし、関東や東北・北海道での販売拡大を進める。

管路更生工法は、マンホールから既設管内面に新たにパイプ(更生管)を構築するもので、掘削を伴わないため低価格・短期間で施工できる。パルテムL-UV工法は強靱なGFRPパイプを既設管内面に形成し、UV(紫外線)で硬化させることで熱源を極力排除。ボイラー車を削減でき、作業員不足や熟練度の課題に対応するとともに、施工場所周辺への配慮も実現する。

■新工場概要
・所在地:栃木県下野市下坪山字結城道西2028番1
・敷地面積:約31,400㎡
・建屋面積:約7,700㎡
・生産品目:パルテムL-UV工法および従来工法用の管路更生用ライナー(更生材)
・生産開始:2028年前半(予定)
・投資額:約60億円(建屋、土地、設備。土地は2025年に取得済)

■芦森工業株式会社の概要
・創立:1878年11月
・資本金:83億8,800万円
・所在地:大阪府摂津市千里丘7丁目11番61号
・代表者:財津 裕真
・従業員数:約2,200名(2026年3月末)

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