ヤマザキマザック、AIエージェント活用のチャットボットを導入

ヤマザキマザック(愛知県大口町)は10月29日、工作機械・レーザ加工機向けクラウドサービス「Mazak iCONNECT(マザックアイコネクト)」に、自社開発のAIエージェントを活用したチャットボット機能を追加すると発表した。2026年11月中旬から提供を開始する。蓄積したサービス対応事例や技術情報を活用し、顧客の迅速な問題解決と設備の安定稼働を支援する。

新機能は、機械のアラームへの対処方法や操作方法などに関する問い合わせに対し、AIエージェントがチャット形式で回答するもの。工作機械・レーザ加工機の各種マニュアルに加え、サービスセンターに蓄積された問い合わせ履歴、トラブルシューティング事例、熟練サービスエンジニアの知見を活用し、問い合わせ内容に応じた情報や対処方法を提示する。

利用者は、既存の「お問い合わせフォーム」で対象機械や質問カテゴリーを選択し、質問内容を入力することで回答を得られる。回答には関連するマニュアルなどの資料へのリンクも表示され、詳細情報を確認できる。過去の問い合わせ履歴の閲覧や、中断したチャットの再開にも対応する。新機能は「Mazak iCONNECT」のウェブサービスを通じて無償で利用できる。

チャットボットで解決できない場合や、専門的な確認・対応が必要な場合には、チャット画面からサポートセンターへの問い合わせに切り替えられる。AIエージェントによる情報提供とサービスエンジニアによる専門対応を組み合わせ、サポート体制を強化する。
製造業では人手不足や熟練技能者の減少が進み、機械のアラーム発生などに迅速に対処し、設備停止時間を抑えることが重要になっている。同社はこれまで「Mazak iCONNECT」を通じて、操作方法やプログラミングを学習できる「マザック eラーニング」、修理履歴を確認できる「サービス訪問履歴」、画像・動画を添付してサポートを依頼できる「お問い合わせフォーム」などを提供してきた。今回、既存の問い合わせ機能にAIエージェントを導入し、必要な情報を手軽かつ迅速に確認できる環境を整える。

今後は、工作機械のNC装置上で利用できる「Mazak iCONNECT」のM2MサービスにもAIエージェントを導入する計画。機械のアラームを監視し、発生時に想定される原因や対処方法を自動で提案する仕組みの構築を進め、問題解決の迅速化と設備の安定稼働に貢献する。

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