AGCO:2026年10月26日
AGCO(米国ジョージア州ダルース)は10月26日、農業機械ブランドのマッセイ・ファーガソン(Massey Ferguson)の小型角形ベーラー「MF SB.1436DB」向けに、新型油圧式集草シュートを発表した。2個のベールを一直線に並べて排出する仕組みで、商業用牧草生産者のベール回収作業の走行回数を減らし、収穫時の作業時間や燃料、人件費の削減を支援する。2026年ファーム・プログレス・ショー(Farm Progress Show)で披露した。
新型シュートは、従来設定されている横並び排出用シュートに対し、2個のベールを1列に配置することで、回収作業の効率を高める。収穫時期の限られた時間内に、ベール成形から圃場での回収までの一連の作業を効率化する。
「MF SB.1436DBは、処理能力と圃場作業の効率を高め、小型角形ベーラーに対する生産者の期待を変えた。新型シュートによって、均一なベールの成形から圃場外への効率的な搬出まで、作業全体を見据えた技術革新をさらに進める」と、マッセイ・ファーガソン北米の牧草・飼料作物担当シニアマーケティングマネジャー、マット・ルクロー(Matt LeCroy)氏は述べている。
MF SB.1436DBは、14×18インチ(約35.6×45.7cm)のベールを2個同時に成形できる。新型シュートは、成形後のベール回収工程にも効率化の効果を広げ、追加の走行を抑えながら生産性向上を図る。
ベールが成形室から排出されると、油圧システムが1個目のベールを前方へ送り、その後に2個目を送り出すことで、2個を一直線に配置する。調整式パドルを備え、ベールの長さに応じた対応が可能なほか、左右それぞれのベールを送り出すタイミングも制御できる。
本システムは、MF SB.1436DBの油圧ポンプに接続して作動する。シュートの昇降には、トラクターから追加の油圧ホースを1本接続するだけで対応できる。特許出願中の牽引式設計を採用し、キャスター付き車輪とサスペンションによって、ベーラーに追従しながら起伏のある圃場にも対応する。輸送時には油圧でシュートを持ち上げ、所定の位置に固定できる。
整備性にも配慮した。シュートを持ち上げて固定することで、下部の保守・点検作業が容易になる。また、継ぎ合わせ式のコンベヤーベルトを採用し、オペレーターの利便性を高めた。
マッセイ・ファーガソンは75年以上にわたり、現場の生産者のニーズに応える、扱いやすく信頼性の高い牧草関連機械を開発してきた。今回の新型シュートも、ベール成形から回収までの作業全体の効率化を目指す取り組みの一環となる。
■AGCOについて
AGCOは農業機械および精密農業技術を手掛ける世界的メーカー。「農家第一」の戦略を掲げ、フェント(Fendt)、マッセイ・ファーガソン(Massey Ferguson)、PTx、バルトラ(Valtra)の各ブランドを展開する。高性能農業機械に加え、既存機械への後付け型技術や自律化技術を含むスマート農業ソリューションを提供し、生産性の向上と持続可能な食料生産を支援している。
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