・東海圏3拠点目、国内生産能力約40%増強へ 2029年2月稼働予定
積水化学工業の100%子会社である積水テクノ成型(東京都港区)は10月7日、愛知県蒲郡市に車輌内外装向け射出成形品を生産する「愛知第二工場」を新設すると発表した。投資額は約20億円で、2029年2月の稼働開始を計画。必要に応じて規模を拡大していく方針。
国内自動車業界では、東海圏における完成車組み立て拠点の再編と、電動化を背景とした射出成形品の統合・軽量化による部品の大型化が進むと予想される。こうした業界変化に対応するため、愛知県内の主要な自動車生産地域に近い蒲郡市への新設を決めた。
高機能プラスチックスカンパニーは、戦略分野の一つであるモビリティ分野で射出成形事業を主要事業の一つと位置付けている。本工場は射出成形品の生産拠点として国内で4拠点目、東海圏では3拠点目となる。稼働により、積水テクノ成型の国内生産能力は約40%の増強を見込む。
本工場では、将来的な労働人口減少を見据え、生産ラインのスマート化を進める。隣接する積水ナノコートテクノロジー(同敷地内)が持つスパッタリング技術との融合により、車輌部材向け表皮加工技術の向上も図る。
<愛知第二工場の概要>
所在地:愛知県蒲郡市浜町36(積水ナノコートテクノロジー敷地内)
規模:工場延床面積4,350㎡
生産品目:4輪車輌内外装射出成形品
稼働時期:2029年2月(予定)
投資額:約20億円
積水テクノ成型の国内既存拠点は、三重工場(三重県津市、2002年稼働)、愛知工場(愛知県豊橋市、2008年稼働)、栃木工場(栃木県宇都宮市、2018年稼働)の3カ所。車輌部品を中心に射出成形品を製造・販売している。